疎開児童
2021-09-22 | 日記
妙高連峰
終戦の年、昭和20年に小学校に入学した。
僕のクラスには、東京から疎開していた生徒が2人いた
藤原タダヒコ君と中島茂君だ。
藤原君が描いた「乗り合いバス」は凄かった
排気ガスの黒い煙(バスの燃料は木材だった?)、車輪が巻き上げる砂塵
そとは対照的に、路傍に咲く美しい花々。
中島君は何でも知っていたし
僕に、赤鬼を退治した「豆太郎」や、青鬼を退治した「ぴょん吉」のことを教えてくれた。
きっと中島君は東大に入ったろうし、藤原君は画家になっているかも知れない
生きているなら、是非とも会いたい二人です。