ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

健康診断(半日ドッグ)を受ける(追記あり)

2024年06月11日 | 日常生活の出来事

2024/6/11 追記

昨日、健康診断結果が郵送されてきた、心配な点も少しあったので「何も問題ありませんように」と祈って読んでみると、半年後再検査が2つあったが大した内容ではなく、ほっとした

現役時代は健診結果など気にもしなかったが、昨年突発性難聴になったことなどもあり、60代後半にもなるといろいろ心配になるものだ、しかし、今回は何も大きな問題がなかったことを喜びましょう

2024/5/30 当初投稿

会社を退職してからは毎年、都内のクリニックで半日人間ドックを受けている。費用は5万円、地元の市役所から指定された病院で、所定の健診を受ければ無料であるが、検査項目が少なく、胃カメラなどは2年に1回しか認められないので、自分で探して受けることにしている。この場合、2万円の補助が出るので実質負担は3万円だ、このくらいは仕方ないでしょう

なぜ5月に受けているかというと、気候も良く、軽装で行けるのが便利だ、また、このころが一番空いているのではないかと思っているからだ。

今日は8時受付で、7時45分くらいに到着して、受付後、すべて終了したのが9時、1時間ちょっとだ、最短記録かもしれない、8時台の検査はすいていた、帰りがけに受付をのぞくと大勢の方でごった返していた、時間帯が良かったのかもしれない。

今日の検査項目を受けた順番通りに記載すると以下のとおりであった

  1. 聴力
  2. 視力
  3. 腹部超音波検査(膵臓、肝臓、腎臓の検査)
  4. 胃カメラ
  5. 内科診察、健康で気になる点の質問
  6. 胸部レントゲン
  7. 血液採取(4本)
  8. 眼圧、眼底
  9. 心電図
  10. 身長、体重、腹囲
  11. 肺活量

検査について若干の説明をすると、

  • 事前に検便2回、採尿1回(当日朝)がある
  • このクリニックは1つの検査が終わると次に一番待っている人が少ない検査を指定される方式で、検査項目ごとの待ち時間が少なく、非常に効率が良い
  • 胃カメラを受ける人も多いらしく、胃カメラ用の個室が何室も並んでおり、ベルトコンベア方式で次々と検査している、これだけ件数をこなしていれば先生も相当熟練しているのではないか
  • 胃カメラだけは、検査終了後、その場で医師から検査で撮影した写真を見ながら検査所見を説明してくれる、写真を希望すればもらえる
  • 若いころは胃のレントゲン(バリウム)検査を受けていたが、数年前から胃カメラに変更した、レントゲンは撮影時に微量ながら何回も放射能を浴びるからであり、問題があれば結局胃カメラで検査をすることになるからだ
  • 胃カメラは鼻からカメラを入れる方式にしている、そのほうが楽だと医師から言われた、胃カメラは医師によりうまい下手があるだろう、今日の先生はうまいほうだった
  • 女性専用の検査フロアーがあり、胃カメラと超音波検査以外は男女別々のフロアで検査がされる(これが良いと思う)、胃カメラは男女一緒のフロアーだが、女性が男性と同じパジャマのような検査着を着て同じフロアーにいるのではなく、上品なガウンを検査着の上に着ているので、一緒にいても違和感はない
  • すべての検査が終了してから、医師による説明があるが、それだけは待ち時間が長く、当日結果が出ない項目もあるので、検査結果を後日郵送してもらい、それを見て何か質問があれば別途医師から説明してもらう方式を選択した

今日の胃カメラ検査であるが、先生からは特に問題なしとの所見をいただき、ほっとした。数年前に初めて胃カメラをしたらピロリ菌感染が疑われると言われ、その日のうちにピロリ菌検査の判定をしてもらい、陽性とされ、薬を処方されて治療した

今日の先生は検査結果を丁寧に説明してくれた、胃の内壁で色が一定でない部分を示し、これは過去にピロリ菌感染があったところだと説明してくれた。この部分はガンになる可能性もあるので毎年胃カメラ検査を受けるように言われる

また、食道の胃への接合部分の色が変色しているところを示し、これは胃酸が逆流した結果であり、その部分が普通より広いと言われる。これは病気というより加齢によるもの。

この胃酸の逆流だが、以前、このクリニックの医師から、酒を飲みながら夕食をとった時は食後2時間は起きているように、と指導されたことがある。それは胃で食物が消化されるのに2時間程度かかり、その間は胃酸が分泌しているので、その状態で寝ると胃酸が胃の上部にも来て食道に流れ込むからだと言われた。そうなると翌日に胃の上部が痛くなる。

現役時代は飲んだ後、自宅に帰り寝るまでに2時間以上かかるので問題なかったが、リタイアして家飲みが多くなってからは酔ってすぐ寝るケースが増えていたのでありがたいアドバイスだった

いずれにしても今日のところは胃カメラが問題なかったので「めでたし、めでたし」でした


旧前田家本邸の洋館と和館を見学した(2/2)

2024年06月11日 | 街歩き

(承前)

洋館を見た後、せっかくだから和館も見て行こうと思った、洋館と和館は渡り廊下でつながっているが、見学者は使えないので、いったん洋館を出て、和館の正門から入った、こちらも無料

この和館は、2階建て、パンフレットによれば、

  • 当初計画になかったが、外国からの賓客に日本文化を伝えるものとして建築が決定された
  • 昭和17年に戦争に出征していた利為侯が戦死し、和館と土地は中島飛行機が買収
  • 戦後は連合国に接収され、アメリカ軍司令官の居宅として使用された
  • 接収解除後は国から東京都に無償貸与、都立駒場公園の無料休憩所になった
  • 昭和50年に和館と公園は目黒区に移管、2013年に重要文化財になった

和館のほうにもガイドツアーがあり、30分くらい解説してくるというので参加した、というか和館に入るとガイドの人たちが待ち構えていて、頼まなくてもどんどん解説してくれた。2階は見学不可となっているが、ガイドの方が案内して見学させてくれた、茶室も見学できるが、訪問時は茶室が使用中のため見学できなかった、洋館と同様、そんなに見学者はいなかった


(大廊下、突き当りは茶室への入口)


(杉戸絵、燕子花、表の松竹梅は黒一色だが、裏の絵はカラーとなっている)

ガイドさんに聞いた話で覚えているところを少し書くと、

  • 和館門は唐破風が両側面につく平唐門という形式で唐破風頂部の鬼瓦には前田家の家紋である幼剣梅鉢紋(ようけんうめばちもん)が掲げられている
  • 建物は銀閣寺のイメージで作ってある
  • 大廊下の三か所の杉戸には明治期を代表する日本画家橋本雅邦の松竹梅の絵(杉戸絵)が描いてある、杉戸絵は2階にもあった
  • 1階の一つの杉戸の裏側にも燕子花の絵が描いてあるが、この水花が燕子花かしょうぶかあやめかについては論争がある(上の写真参照)
  • 欄間が非常に凝った意匠になっている
  • 御客間には床の間があり、その正面中央に座り庭を見ると、庭に流れる滝がちょうど見えるように設計してある
  • 庭園には30個以上の灯篭がある、水が流れているがこれは人工的に流している

和室の庭園に面した障子には、それぞれ真ん中に大きなガラスがはめ込まれている、このデザインは先日京都に旅行に行った際に訪問した旧三井家下賀茂別邸でも見られたが、ここで再び見られるとは驚いた、誤ってガラスを割ったりすると修理代が高くつくとガイドさんが言っていた。

ガイドさんの話だと、今後は外人さん用に英語などにも対応したガイドの育成に取り組み中とのこと、また、施設を無料のままにするかどうかも以前から議論があるとのこと

こんなに立派な施設を無料で見せてくれるなんて有難い限りだが、有料にするかイギリスの大英博物館やナショナル・ギャラリーのように、入口のところに大きな寄付の箱でも置いてはどうかと思う。

洋館と合わせて十分楽しめた。両方合わせて2時間も見学したので疲れました。

(完)