美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

twitterフォロワー50,000人。つぶやき140字では伝えきれないことをこのブログに残していきます。

描いて考える

2016年07月12日 00時18分05秒 | 日記
ニュートンが万有引力や光によって色がみえることに気づく(発見)まで大半の人々は、リンゴが地面に向かって落ちることも闇で色が見えなくなる(認識できなる)ことも“当たり前”のこととして捉え、深く追求することはありませんでした。
芸術の世界でも“気づき”を続けてきた芸術家たちがいます。
人は経験の違いによって色の認識が違うことにゲーテは気づき、ダ・ヴィンチは回転しながら空に舞う葉っぱをみながらヘリコプターの原理を思いついたり、老若男女の違いを解剖によって発見したりし、画家のコローは光の演出によって奥行きを具体的に設定できることに気づいていきました。
賢人たちの“気づき”はジャンルを超えて、日常生活の“普通”のこととして認識されていき、結果的に広く社会に貢献しています。
このような感覚的知性をデッサンで磨いていくことができるのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。