美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

twitterフォロワー50,000人。つぶやき140字では伝えきれないことをこのブログに残していきます。

“正直に生きている人は面白い”のつぶやき

2017年10月08日 11時47分51秒 | 日記
“正直に生きている人は面白い”のつぶやき


『写実絵画と訳されたリアリズム』
西洋の写実(リアリズム)絵画は、見えている表層だけを写しているのではなく
見えない情報(声や音、におい、味、感触、歴史的背景、思想など)も
五感で「生と死」を捉えて描かれている。

『果物籠を持つ少年』 1593年頃

『ハート型』
が装飾されている江戸時代の絵師 伊藤若冲の「老松白鳳図」は、
様々な心にヒットする。

若冲

『大人としても夫婦、家族としても』
決められた形があるわけではないので、
自分たちのスタイルをつくっていけばそれでいいと思う。


『面倒が起らないように』
先に気づいて面倒くさいことをやっておくことと
面倒が起きてから面倒くさいことをやらされることとは違う。
積極的な「面倒くさい」は「やりがい」に代わる。
積極的に動いたことだけ身につき、いずれ自分を救ってくれる。

『江戸時代はプチ氷河期だった』
現代のような暖房設備もない中、今では考えられない薄着で過ごしていた。
極寒の中、粋に生きていた。
不快に感じてしまうことが、実は自分を守ってくれている。
そんな不快を風情にして、快に転じる価値転換文化を日本人は、
長い時間と手間をかけてつくってきた。

『不快な雨も風情にし、快に変える日本人』
脳を休める情緒思考文化を代表する浮世絵師 広重の雨の表現。
当時、線で雨を視覚化する発想はなかった西洋を驚かせた。
今、当たり前のものとしてみている、
気がついていない画期的、革命的なことがまだある。

広重

『日本文学も俳句もビジュアル的な言語』
生け花も茶道もビジュアル的な文化。
日本の文化は映像文化。
日本人はクオリティーの高いビジュアルに囲まれて育ってきた。
ビジュアルを巧みに操る民族。
そのDNAをもっと教育や仕事に活用できる。

『意外な人が、守ってくれたりする』
意外なところで、味方だったりする。
自分の思い込みが、一番の敵だったりする。

『雨も風情に変える日本人』
西洋の画家を驚かせた浮世絵師 広重の雨の表現。
当時、線で雨を視覚化する発想はなかった。今、当たり前のものとしてみている、感じていることは先人が気づかせてくれた。
気がついていない画期的、革命的なことがまだある。

広重

『鮮烈な色彩で絵を描いた』
画家オディロン・ルドンは若い頃、印象派の画家たちの色彩表現に
惹かれながらも、あえてモノクロの版画を制作し、想像力を磨いた。
ルドンが色を使い出したのは、50歳を過ぎてからである。


『プレゼンテーションに苦手意識を持つ人が多い』
相手に喜んでもらえるために心を込めたプレゼントを贈る気持ちになればいい。 思いが伝われば下手でも相手は喜ぶ。
プレゼンテーションは、プレゼントを送るようなもの。そう考えれば楽しくてワクワクする。ワクワクすればプレゼンは上手くいく。

『思い出す大切な言葉』
「型ができていない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。」
「型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。
どうだ、わかるか?」
立川談志

立川談志

『歌舞伎もオペラも』
伝統文化を五感で伝承していくシステムの一つ。
中世西洋の教会も布教のためのシステムとして捉えると
天を見上げさせるための天井画やステンドグラスのように
五感を使って教えを認識させるための
伝達技術を駆使した建造物。

『知識で武装して身を守ろうと考えている人は過去に生きている』
否定されようがバカにされようが、自分の直観を信じて
捨て身で生きている人は未来に向かっている。

『日本や東洋的な考え方が、西洋に影響したことも多々ある』
日本の寺社の庭園などの円や曲線は人間の心の中の宇宙を表現している
「一円相」「円相図」と呼ばれている。
西洋で生まれたアールヌーボーなどは、ここから影響されている。


『落款が押されていない絵、風神雷神図』
何を手に入れたかより、どれだけ与えられたかでその価値がみえてくる。
時代を超えて支持されている作品は、その表面的な美しさや技巧だけではなくむしろ作者の思いが、観る人の心に響いているといえる。

『新しいって感じるもの』
ほど、脳の隅っこに隠れていたもので、
古いな~って感じるものほど未来がある。

広重

『三代続く絵描き一家』
アンドリュー・ワイエス、
息子のジェイムズ・ワイエス、
父親のNC.ワイエスといった画家親子。
アンドリューが最も有名で下絵となる水彩スケッチも自立した作品として
売買されている。ポイントを捉えたスケッチが参考になる。

アンドリュー・ワイエス

『誠意が伝わればいい』
できることをやるだけ。
相手の反応を気にする前に自分が、
相手に反応できることが大切。

『できないことが、伸びしろ』
何かができたら、褒める。
できていなくても伸びしろが分かったから、
それも良し。
できることが今の実力、伸びしろが将来の可能性。

『円盤投げ』

『顔の表情があまりないギリシャ彫刻』
これは古代ギリシャ人の『人間的感情を公で出すのは野蛮である』
の考えに基づくもの。


『成功ばかりを主張する人を信じない』
「わからない」「間違うこと」は恥ではない。
自身への評価より、いつでも周りが動きやすくなることを考えて、
仲間と共に失敗を繰り返しながらも強い想いで行動している人は賢い。
尊敬できる。そんな人が仲間からの信頼を得る。

『絵は五感を使って描く』
対象をただ写し描くことが写実ではない。
光の入り方、その時間帯、季節感など対象物を取り巻く(多角的)世界を
どれだけ広く感じさせることができているかが重要。
その意識の広さ、深さで伝わるリアリティーが違ってくる。

『平安貴族と鎌倉武士の違い』
その時代の彫刻の表情にも表れている。
どの時代も人の考えや思いを伝えている。


『行動も絵も文章も一緒』
思いを伝える意識がないと相手に響かない。
線や色を言葉に置き換えて絵を描くように文章を考えるようになった。
最初は言葉のリズムや構成の美しさや心地よさを意識していたが、
絵を描くことと一緒で伝えることを大切にし始めてから
思いを表現しやすくなった。

『大半の日本人が絵を描けないと思い込んでいる』
才能が埋もれている。
絵を描くことに苦手意識があったり、美術が嫌いになったりするのは
日本の美術教育の影響。
世界の中でも日本人は絵が描ける環境にいることに気がついていない。
日本人は日常的に良質なクオリティー画像に囲まれて育っている。

『論理的思考文化と情緒的思考文化の歴史』
西洋は「人が自然までも支配する」
現実を科学的な目で捉えて研究し解明してきた。
日本は「自然の一部として共生する」
人として生き物として最善のかたち、考え方を模索してきた。

『脳を休める』
情緒思考文化である日本の絵巻物、浮世絵、漫画・アニメのルーツといえる
「鳥獣人物戯画絵巻」。平安時代後期から鎌倉時代までの800年間をかけて、無名の僧侶たちによって庶民の日常生活が、擬人化された動物キャラクターで描かれた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。