美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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魅力

2017年06月06日 10時21分51秒 | 日記
魅力(独自性)
 「自分しかしないこと・自分だからすること・何時間でも続けられること」

自分という人間は自分だけ。 続けられることが実力。 癖は魅力。 好きなことが才能。 磨かれた感覚が、本質を見抜く。 人のために想うことが、自分らしい幸せを見つけ出す力になる。

道ばたの草木や石ころに心を引かれる人もいる。 「そんなことで?」 でも、その人にとっては幸せなのである。 心が揺さぶられるものも人によって違う。 絶対的な美の定義となるお手本はない。 些細な幸せを拾い集めて見える化されたものが、美。

瞑想するために瞑想するのではなく、 好きなことに集中して 時の流れを忘れるように 自然に瞑想状態になる習慣をもてるといい。

自信がなくてもいい、人ひとりの影響力を信じればいい。 「そこにいることで、周りに自分がつくられていく」のではなく 「自分がそこにいることで、周りがつくられていく」と考えて行動していた方が どんなことにも価値をみいだせて、断然楽しい。

好きなこと、好きなもの、好きな人から本質や真実を体感していく。 そんな時間を過ごすほどに感覚が磨かれ、感受性が高まっていく。

「主人公」とは 「本当の自分=主人公」といった意味をもつ禅語。 中国の唐時代、瑞巌(ずいがん)禅師は 毎日座禅をする時に いつも独り言で「主人公よ!」と自分に呼びかけては 「目を覚ましているか?」「だまされるな」などと問い 「はい」と自ら返事をしていた。 いつも主人公でいること。

皆が同じことをできなくてもいい。 劣等感を感じると空しくて悔しくて、辛いものですが、 そんな対象が具体的に存在しているほど 競って無理して乗り越える必要はなく、 自分にできることをよく見直してみる機会にすればいい。

不思議なこと、嬉しいこと 地元や近所だけではなく旅行先でも道を聞かれる。 国内だけではなく海外でも道を聞かれた時にはさすがに驚いた。 初めての場所や知らない人たちの中にいることが好きで どこにいてもぼ~っと考え事をして、郷里のように落ち着く。 大抵、同じ気分。 その所為だろうか。

小学生の息子が洗濯物を取り込みはじめた。 洗濯物をいっぺんに運ぼうとして両手が塞がっているので サッシを足先で器用に開けながらベランダと部屋を往復している。 段取りが悪く、じれったいといえばじれったくもどかしいが けなげといえばけなげ。 いづれにしても一生懸命は観ていて感動する。

なぜ、子供のつぶやく「ヨイショッ、ヨイショッ」は 心を揺さぶる。 絶対的に応援したくなる。 応援したくなる人にある魅力が 「けなげ」「無垢」「無心」「ひたむき」「可能性」なのか そんなところにある。

モモはあらゆる人々に必要とされる。特別なことができるわけではなく、ただただ頼ってきた人たちを受け入れ、話を聞いてあげるだけ。それだけで沢山の人々がモモのところに集まってくる。モモの魅力は、そもそも人が諸問題を自分で解決し、立ち直れる力を持っていることを気づかせてくれることにある。

脳は、主語を判別していない。 だから いつも周りの人にやさしく、信頼し褒められる人は、自信に満ちている。 侍は、敵である武将までもリスペクトしていたから 自分を磨き上げることができた。 人との接し方が、人格をつくっていく。 相手ではなく自分を磨いていくことで、周りも磨かれていく。

好きなことをたくさんやることで自分を活かせる感覚が磨けるから、学問や誰かから与えられることだけではなく、自分がやりたいことを見付けて楽しむことも大切。

性に合わない人たちとも付き合い、性に合わないことも経験していくと心の中にある違った側面がたくさん刺激され、やがて心が少しずつ頑丈になっていく。そう自分にも言い聞かせて、不快を快に変えている。

「わからない」「間違うこと」は恥ではない。 夢の途中、わかっているふり、できるふりでも努力しているのであればそれでいい。 いつでも、周りが動きやすくなることを考えて行動できる人は賢い。尊敬できる。

実際に世の中が輝いてみえている。 色や影の違いが4、5段階しか意識しなかったのが絵を描くなどして観察眼を鍛えていくと10段階以上みえるようになる。 色の微妙な見分けも同じで、画家が綺麗な風景を絵に描くのは技法によるものだけでない。

中2と小6になった息子たちと良く話をする。というか息子が自分の話をしてくれる。たまに「お父さんはどうだった?」と聞いてくれる。それが嬉しい。息子たちには将来、よく話しかけられる人、道端でもよく道を尋ねられるような人になってほしい。

好きなことや人とできるだけ長い時間を過ごすことで 自分を活かせる思考力や感覚が磨かれていく。 できることや やりたいことを見付けて 楽しめた時間や物や人たちは 生涯の財産になる。

筋を通す人 頑固で融通が利かない人ではなく、 思い描いた目的に向かってブレずに行動している人。 真実や現実、問題に直視し まずは具体的な理想のビジョンを思い描く。 その将来像に至るまでの筋道を立てる。 そして、他者と協働しながら問題を解決していくために 筋を通した生き方をする。

自分で気づいたこと、実感できたことが身についている。 「学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。」 アインシュタイン

画家オディロン・ルドンは植物学者アルマン・クラヴォーと知り合い、顕微鏡下の世界に魅せられ、その出会いが画風にも影響していく。クリエイターの発想の源にジャンルの隔たりはない。 個性とは、環境と選択して収集してきた情報で構築されていく。

それぞれの想う未来が大切。 個人的に明るい希望がもてる未来が正しい。 まずは自分の体と気持ちを大切にする人が、周りの人のためにもなれる。
優しくて強い人 貢献でも犠牲でもなく、 大らかで深い愛情から沸き起こる想いで 体が動いている人には敵わない。
何事も上手さというよりは 「誰かのために」 といった想いの現れで 親切、丁寧になることが大切だと感じる。
素直な人は、伸びる。 素直さは、迎合とは違う。 変化を受け入れて試行錯誤していける人は、 順応し進化している。

好きなことが才能。 続けられることが実力。 癖は魅力。 磨かれた感覚が、幸せを見つける力になる。 誰もがやっていること、できることでも 自分らしい新鮮な組み合わせで 相対性を実感し充実した時間を過ごせる。 自分という人間は自分だけ。
もう亡くなってしまったが、大好きだった叔父の笑い声と笑顔をずっと覚えている。 そんな叔父の口癖が「上等、上等ー、偉いなー」、いつも人を褒めていた。 母方の7人兄弟の長男で戦時中に幼い兄弟たちを抱えて満州から帰国し、その後も兄弟の世話をしながら大変な苦労をしてきた強くて優しい大人。
車の運転中に信号機のない横断歩道に子どもとママさんが横断しようとしていたので停車したら、 子供が手を上げてママさんがお辞儀をしながら足早に渡っていった。 ごく当たり前の風景だが、助手席の妻が 「お辞儀をして渡るのって日本人だけで、外国の人は驚くらしいよ。」 と日本人って、いいね。

「印象がいい人」 人との接し方、物の扱い方、任されたこと、話の聞き方、捉え方、考え方 すべてにおいて丁寧。 「信頼できる人」 一生懸命、責任をとる、人を信じている、情熱がある。
相手を認められる人は、自分に自信が持てるようになる。
些細なことへの気づきで、美を創造できる。 本人が捉えている自分の印象と他人が捉えている印象とは違う。 内面から磨いていく美しさ、魅力がある。 文化に触れることで、物事や自身の捉え方まで繊細になり 見えていなかったことに気づきだす。 自分自身の捉え方が変わるだけで、美しくなれる。

絵を描くことを生涯、修行ではなく楽しみ続けた画家 印象派の巨匠、病床のピエール・オーギュスト・ルノワールは 最後にアネモネの絵を描きました。 「ようやく何かがわかりかけた気がする。」という言葉を残し、 その夜に亡くなったそうです。78歳でした。

癖にはエネルギーがある。癖はその人を象徴するシンボルとなる。癖がある人ほどいなくなると寂しくなる。

イライラや怒り、憎しみで落ち着かないのは、 その対象に依存してしまうほど増していく。 見返りではなく与えるつもりで寄り添っていれば、 心が穏やかでいられる。

がんばらなくていい。新しく取り込む情報は少しだけでいい。これまで選択してきたもの、すでに身につけていることを見直して、これまでとは視点を変えた新鮮な組み合わせで十分に使いこなしていけば、他にはマネできないものに成長する。

競争、比較することで劣等感や不幸を感じてしまいがち。 どんな状況でも「今の自分よりも少しでも成長しよう」 といった向上心が幸福感を持続させる。 劇団四季の座長が「隣の時計をみない」とそれぞれのペースで成長していく大切さを語っていた。

世の中のほとんどがコピー&ペースト。 だから、自分で考える。 惑わせられないために 自分の視点、判断に自信を持つために感覚を磨くことが大切。 自分が好きなことを楽しむことで、感覚を磨ける。

画家ゴッホと弟テオの墓は寄り添っている。 ゴッホの遺作『花咲くアーモンドの枝』 情熱的な絵を描き苦悩し続けているゴッホをいつも支えていた弟テオ。 彼の生まれたばかりの息子のために春を待つかわいい希望の花を最後に描き残して亡くなった。

100年もの長い時間、絵に置き換えられているものは日常の中の一瞬のきらめき。 そのきらめきにルノワールが気づいたからこそ絵が生まれた。 ピエール=オギュスト・ルノワールが描かなければ、その一瞬のきらめきを私達が観ることはなかった。

名探偵のモデルは医者。 卓越した観察力で面識のない外来患者の症状や習慣、趣味や職業までも 立て板に水を流すような話し方で言い当てていた外科教授ジョセフ・ビル博士。 この業に医学生だったアーサー・コナン・ドイルは魅了されていた。 この博士が「名探偵シャーロック・ホームズ」のモデル。

帰宅をすると 「おかえりなさい。お仕事の匂いがする」と玄関まで出てきてくれて 「おやすみなさい」と寝る前に声をかけてくれて いつも疲れを癒してくれる息子。 「お便りがきた」とトイレに駆け込み、「大自然と友達になりたい」 と言っていた息子が今日、小学校を卒業式した。素直に育ったな~

怖がりは、恐怖の本質にたどり着いている。 弱虫は、強さを知っている。 勝敗にこだわらない人は、競争のない世界を造ることができる。 自分を大切にする人は、周りの人も大切に想う。

好きになったときは、その意味なんて関係なかったバベルの塔。 この絵を初めて観たのは小学校の教科書。壮大で、日常と幻想のハイブリットなので速攻でわくわくした。 横山光輝作『バビル2世』で親近感もあったので一目でその世界観の虜にされた。

何者にもこびないで生きている聡明で 文化レベルの高い人たちがたくさんいる。 中央やトップにいると思い込んでいる人ほど そのことに気づいていない。 田舎や自然、現場で生きる人たちの中に入り、 現実を直視することで、それが分かる。

過去の後悔も将来への不安も 自分だけの勝手な思い込みの評価。 周りには、今、行動している姿しか見えない。 今、やっていることしか説得力がない。 今、やれることがすべて。 後悔は必要ない、将来への漠然とした不安も大半は思いこみ。 がんばるな。今、自分のできることをやっていれば上等。

誰かの出した答えを目指す必要はない。 答えはいつも自分で創造していくもの。 過去に惑わされず、未来にこだわらず、今を活かす。

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