美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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絵を描くことは

2020年01月04日 22時18分46秒 | 日記
レオナルド・ダ・ヴィンチは、凡庸な人間は
「注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、味わうことなく食べ、体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」
と嘆いていた。

絵を描くことは、
絵のプロになるためだけに必要なことではない。
絵の描き方を習うということは、
じつはものの観方、多角的な視点、考え方、伝え方を学ぶということであり、
それはたんに目で見るよりもずっと多くのことを意味している。
よく観て繰り返し絵を描くことで
本当のことに気づいていく。



絵を描くことの優先順位は
「伝わる」「emotion(心の揺さぶり)」「印象に残るインパクト」「テーマ」……「テクニック(技法、手段)」「上手い」…
とりあえず上手い、下手は気にしなくていい。
絵を描く習慣は
「観察力・思考力・伝達力」と
どんな職種にも必要とされる能力を磨ける。

デッサン力があるということは、絵の上手い下手の違いではなく情報を収集する力や伝達する能力、ものごとの構造を見極められることや構想している計画や企画を具体的に展開していく能力。
頭の中のイメージ(ビジョン)を絵に描き出す感覚を磨くことが、日常生活や一般的な仕事で見直されてきている。



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