美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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思い込み

2016年10月24日 19時30分18秒 | 日記
あれこれできないといった思い込み。
先のことを漠然と考えると不安になる。
できる、できないを考える前にやれることから始める。
続けていれば、理想とするビジョンへの筋道がみえてくる。
一日一日、真っ当に生きている実感が未来の希望になっていく。
毎日の意図の繰り返しで、成長していく。

無駄に悩む必要はない。絵を描く時も”悩む”と”考える”は違う。漠然と悩むよりは、必要な情報を集め選択し視点を持って整理していく。
思い込みを取り外し問題点を発見し、具体的に思考して描く時間が大切。
その方が上達も速いようです。

周りの人より勝ことがいいと思い込み、また劣っているから駄目だと思い込み、ついつい人と比べて辛くなってしまうが、比べないように意識したらすぐに楽になる。自分が少しでも成長し続ければいい。

対象を思い込みや観念的にとらえている人と、本質でとらえるために対象をよく観ようとしている人とは、描く線に違いがでる。優秀なクリエイターは、本質を観て判断し行動している。作者の描く線一本で、対象のとらえ方、その姿勢が分かる。

思い込みは、自分では気がつきにくい。
だから、分かっているつもり伝えているつもりが多い。
絵を描くときにモチーフを観たつもりでは描けないから
自分の思い込みに気がつく。
よく観て絵を描く習慣がつくと思い込みに惑わされなくなっていく。

すべて、思い込みが邪魔をしている。
他の人にとっては、どうでもいいもの、絵や言葉でもその出会いで、随分と気持ちが晴れたり、心が穏やかになる考え方ができるようになったりする。
一日に一つでもそんな出会いや気づきがあると嬉しい。
見直す意識があればそんなことが意外なほどある。

川の流れを止めると水が淀む、腐る。
情報を止めると思考が止まる。
その状態が、思い込み。
情報の思い込みで判断すると不安で辛くなる。
思い込みを取り除くと思考が機能する。
思考量を増やし、情報を常に選択し、その流れを止めない方がいい。
大抵の思い込みは、自分で気づかないから厄介。

自分の知っている自分は、大半が思い込み。
思い込みや一方的な見方が変わらないと同じものを見続けて立ち止まっている。思い込みを取り払い、考え方や視点を少し変えただけで、元気になって前向きになれたり自信がついて積極的に行動できたりする。

絵や音楽、言葉を使う最大の目的は、人の心に開放感をあたえること。
思い込みに縛られないように新鮮な情報を伝え続ける
お互いを理解して、自分らしく生きるためには
絵や音楽、言葉の文化交流が必要。

フロイトの言う前意識、
「普通はこうだ。一般的にはそうするはず。」といった漠然とした枠、
思い込みにとらわれてしまうと
日常のほとんどを無意識に判断し行動してしまう。
実は意外なほど、意識し考えて判断していない。
思い込みを取り外し、意識して考えること、考え方を
「思い」という。

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