美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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「よく観る」ことからはじめる

2016年10月24日 19時22分33秒 | 日記
日常のどんなことでも。
絵を描くときにも「よく観る」ことが基本ですが、これは「必要な情報を見極め、的確に捉える。物事を理解する」ということ。
何かを理解するときに五感を使って知覚することは重要な役割をはたしている。
だから好きなことで感覚を磨いて機能させている人は、惑わされない。

「そんなことで」
心に響いてくる物事は、人によって違う。
感覚を研ぎ澄ましていくと
今、身近にあるもの、すでにもっていることで
心を満たすことができる。
特別なものや特定の場所、時間を必要としないで
いつでも心を豊かにすることができる。
誰もができる「よく観る」ことからはじめる。

習慣が創造性を培う。
「よく観る、よく感じとる」習慣があって、
身近な自然に触れているなど日常的に五感を磨いている人は、
ものごとの微妙な変化や些細なことにも気がつく。
創造性とは、センスや才能の有無ではなく、
習慣である。

なんで意識してよく観ることが大切なのか。
そもそも脳は誤作動を起こすもの。微量な電気でエコ運転をしているので効率的に都合よく考えてしまい思い込む。見たいものしか見えていないし、思いと直結していない記憶は忘れていくようにできている。


「よく観る」を貫いた。
ダ・ヴィンチの解剖学や自然観察に徹し解読して描かれたドローイングは、
絵画や彫刻の仕事よりはるかに多く、数千点と言われている。
それらのドローイングは自然に対して科学的な視点を最初に提示したものといえる。

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