美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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何の疑問も持たずに日常のこととして見過ごしてきた

2017年01月16日 20時58分21秒 | 日記
㊻人は経験によって色の感じ方が違うことにゲーテは気づき
ダ・ヴィンチは老若男女の違いを解剖によって発見し、画家コローは光の演出によって奥行を具体的に設定できることなどに気づくまで庶民は
何の疑問も持たずに日常のこととして見過ごしてきた。

㊼いっぺんにたくさんできることが偉いわけではない。
「今日はこれができたから、それでいい」「明日はこれだけやればいい」。 一日、何かやりたかったことを一つでもできれば、それで上等。
一つ一つ実現していくことが大事。

㊽あれこれできないといった思い込み。
先のことを漠然と考えると不安になる。できる、できないと考える前にやれることから始める。続けていれば、理想とするビジョンへの筋道がみえてくる。一日一日、真っ当に生きている実感が未来の希望になっていく。
毎日の意図の繰り返しで、成長していく。

㊾登山家「そこに山があるから登る。チャレンジの痕跡を残す。」
画家「気づいたことがあるから描く。イメージを可視化した絵を残す。」 クリエイターは、見えていないものを可視化することで万人が、物事の本質にたどり着けるように
そこへの道しるべを伝え残している。

やりたいことと違う

2017年01月16日 19時02分40秒 | 日記
㊶やりたいことと違う。
空しい。子どもが泣く。犬が吠える。問題が起こる。困ったことを解決しようとする前になぜそうなったのかを考える。その思いを理解すれば必要なことが見えてくる。 まずは自分のできることから始める。続けていると意図する筋道が繋がってきて
解決の糸口が見えてくる。

㊷誰かからすり込まれた知識や技術よりも
自身の先見の明やリサーチ力、分析力の差で 成果や精度、クオリティの違いが出てくる。そんな思考力を駆り立てていくのが誰かへの想いだったり、思いやりだったり、突き動かす衝動だったり、持ち続けている執着心だったり、
欲求の深さだったりする。

㊸絵を描くことも 仕上がった達成感というよりは
「もっと良くしたい、もっと描きたい」 といった過程で成長が加速し続ける。だから新作を描き続けるクリエイターは高齢でも元気な人が多い。 『幸せを感じるのは成長が加速する時、止まれば消える』 フランスの経済学者ダニエル・コーエン氏の言葉

㊹思い込みは、自分では気がつきにくい。
だから、分かっているつもり伝えているつもりが多い。絵を描くときにモチーフを観たつもりでは描けないから 自分の思い込みに気がつく。
よく観て絵を描く習慣がつくと思い込みに惑わされなくなっていく。

㊺誠意が伝わればいい。
できることをやるだけ。相手の反応を気にする前に 自分が、
相手に反応できることが大切。

本質を見抜くため

2017年01月16日 08時47分25秒 | 日記
⑤本質を見抜くための
必要最低限の基本技能(絵画技法だけではなく)は、エッジ・スペース・相互関係・光と影・形態(ゲシュタルト)の5つ。
だから絵を描くことは世の中の物事を読み解く能力を磨くことに繋がっていく。

⑥感覚や創造性を磨くことが現代社会で見直されてきている。
「デッサン力」があるということは絵の上手い下手の違いではなく、情報を収集する力や伝達する能力、物事の本質や構造を見極められること構想している計画や企画を伝えられる能力のこと。

⑦デッサンは、
手紙や看板、標識、何かを承認してもらうための企画書と同じ。なので、何を伝えたいのか、その目的や思いによってずいぶん違うビジュアルになる。
上手いか下手かは問題ではない。 届けたい思い、テーマが伝わる構図、明暗、かたち、色。