美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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100年続く、一瞬のきらめき

2016年07月10日 10時57分48秒 | 日記
絵は、作者が気づいた日常の些細なことや発見を描き残せたり、覗けたりできる魅力がある。
その気づきや発見に共感する人が多いほど、またそのテーマが時代に関係なく普遍的なものであるほど長い時間愛され続ける。

100年もの長い時間、絵に置き換えられているものは日常の中の一瞬のきらめき。そのきらめきにルノワールが気づいたからこそ絵が生まれた。
ピエール=オギュスト・ルノワールが残してきた日常の中の普遍的な一瞬のきらめきを絵に描かなければ、その一瞬のきらめきを私達が見直し、その魅力や大切さを意識することはなかった。

多くの名画は、そういった日常の中の宝物を多くの人に与えているから、時代を超えて長い時間、支持され続けている。