美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

twitterフォロワー50,000人。つぶやき140字では伝えきれないことをこのブログに残していきます。

情報収集の83%は視覚情報

2016年07月11日 20時44分00秒 | 日記
法王も高貴な僧侶も紫色をまとう。黄色は中国で最も高貴、アメリカではゴールドラッシュ、キリスト教では裏切り(ユダ)の色。 世界的に勝負色は赤。青は貴重で誠実な色。日本では青のパッケージが売れるがアメリカでは黄色が売れる。欧米では赤い絵が売れる。
知覚(五感)による情報収集の83%は視覚情報だから、色やものを意識してよく観ると楽しみが増える。

どの色が使われているかで、西洋絵画の読み解きができる。
赤=慈愛・殉教・権力
黄=異端者・邪悪さ
白=純潔・無垢 黒=禁欲・死
緑=希望・恋 青=誠実さ・悲しみ
多色、縞=社会の規範を乱す者

何が描かれているかで、西洋絵画の読み解きができる。
羊=純真・神への犠牲
鳩=清純さや犠牲の象徴・平和や愛を表わす
牛=生け贄・人類の犠牲となったイエスを象徴する
白鳥=音楽や愛を象徴 
ユリ=聖母マリアの純潔を象徴する 
花 バラ=愛と美。聖母マリアの純潔の象徴
ブドウ=イエスの生命の象徴。血を表す
サクランボ=イエスの受難と聖餐(キリスト教の儀式:最後の晩餐など)を象徴 
ドラゴン=災いをもたらす邪悪な存在。異教徒
兎=多産と色欲。聖母マリアの足元に描かれる時は色欲が純潔に打ち負かされることを示す。