Sleepless Sheep

眠れぬ夜を闊歩する・・とりとめ無き戯れの記憶・・・

れっすん やあっつっぅ

2005年02月10日 09時40分01秒 | 言の葉の表裏


・・・続・廻る寿司にて・・


後進 「だから先ほど申したではないですか・・・がりに紫などつけるから・・そうやってあがりばかりがぶがぶと飲むはめになるのですよ・・・それじゃあ・・あがりだけで腹が膨れてしまいますよ・・・」







先達・表 「むらさきのお次は・・あがりときたか・・・やはり杉下村塾出は違うのお・・・」



先達・裏 「今時の寺子屋は”武士は食わねど修羅しゅしゅしゅ・・”位教えんのか・・・だいたい誰の為に飲みたくもない茶ばかりがぶがぶと飲んで居ると思っているのだ・・・この餓鬼しまいにゃあ鼻の穴から指突っ込んで・・目ん玉の裏側から”ぶいさいん”かましたろか・・・」








れっすん むう~っつぅ

2005年02月09日 14時41分24秒 | 言の葉の表裏


・・・続・・廻る寿司家にて・・・



後進 「先生・・・いくらただだからといって・・がりを皿に山盛りに盛るのは如何なものでしょう・・・?」





先達・表 「お前もいちいち煩い奴だな・・・そんな細かいことを言って居ると・・おなごにもてぬぞ・・・」


先達・裏 「しまいにゃあ・・おどれの頭骸骨・・がりがりしたろか・・・」





れっすん よ~っつ

2005年02月08日 08時33分49秒 | 言の葉の表裏

・・・朝稽古を終えて・・・





後進 「先生・・・先生は何時でも大らかな笑みを浮かべられていて・・なにかとても幸せそうで・・私などには羨ましい限りですよ・・・」





先達・表 「ははは・・・そうだろう・・この世に生を受けて以来悩みなどというものとは無縁の暮らしだからな・・・」



先達・裏 「お前のかに味噌も随分と湧いてきよったな・・・お前らに見せる貌など・・数ある貌のうちのほんのひとつに過ぎぬ・・・」





れっすん み~っつ

2005年02月08日 07時05分12秒 | 言の葉の表裏


・・・夕餉を終えて・・・


後進 「先生・・・先生は御腰の低さ故か・・随分と往来で不埒な輩に絡まれるようですが 今度   背中に ”要注意人物!” と張り紙をして歩かれては如何でせう?」



先達・表 「お主・・面白いことを言う・・よし今度一度試してみよう・・・」


先達・裏 「た~こっっ! あほぬかせ・・・今度は御公儀に付け狙われるわ・・・」








れっすん ふた~つ

2005年02月08日 05時44分35秒 | 言の葉の表裏



・・・昼餉を終えて・・・



後進  「先生・・・先生も巷でこのところ流行の携帯飛脚など御持ちになられては・・・?」


先達・表 「いやいや・・・ワシのような年寄りには・・あの手のものは手におえんよ・・・」


先達・裏 「馬鹿も休み休み申せ・・・何処に居ようと所在を突き止められるなど・・・
      考えただけでも反吐がでるわ・・・」