戸山の日々

東京の大学に勤務する教授の日常を綴る
  うつりゆくよしなしごとを書きつくる
       ブログの文の狂ほしきかな

卒業式

2007-03-25 | Weblog
今日は戸山大学の卒業式である。
本チャンの式自体に一般教員はお呼びも掛からないが、
所属のコースの学位授与には立ち会うのが礼儀である。
大学院と学部と、同じ教室で行われた。

久しぶりに副学長のT先生にお目にかかった。
入院されたということだったが、
すっかりご本復の様子だった。
また入院したい、と仰っていた。
骨休めになったんだろう。
次の学長に、ぜひなっていただきたい先生である。

学位授与の後、学部卒業生諸君と記念撮影。
その後、もう一つの学部のレセプションを覗く。
グラミネという卒業記念誌に載せる
特集インタビューを受けたが、
その記念誌をもらってくる。
なかなかよくまとめられていた。

16:00から構内で謝恩会。
この謝恩会は私が学部を卒業した1979年に復活され、
それ以来、形を変えながら連綿と続いている。

1979年の謝恩会は銀座のホテルでやった。
私も幹事の一人だったが、
Kか私かどちらかが代表挨拶をせよということになって、
容姿の優れているKが挨拶し
私は裏方で会計の責任者を勤めた。
その年、大学院に進んだのはKと私の二人だけで、
今はKも同じ大学の教授になっている。

近年は参加者が少ないが、
卒業生と教員が名残をおしむ機会である。
1979年の会費は8000円だったが
今年は3500円とのこと。
デリバリーを頼み、
簡素ながら心のこもった集いである。
料理・飲み物ずいぶん余ってしまった。
余った料理は折につめて卒業生が持って帰るのも面白い。
花束を頂戴した。

謝恩会の合間に、研究室に挨拶にきた
大学院の修了のOさんとお話しする。
来年度から助手になるK君なども呼んで、
まずはロゼ・ワインを開けて祝杯をあげる。

謝恩会が終わった後、
U教授の研究室で、K教授と3人で少し飲む。
3人はいずれも助手経験者だが、
わがコースの行末について
いささか深刻な意見交換を行った。
ぼんやりしてはいられない状況が起こりつつあるのだ。

戴いた花束と、
K君にもらった中国茶も持って帰宅する。
K君はまた中国奥地へ行ってきたらしい。
行動的な人である。