明主様の御讃歌

天国は　　近づきにけり　　世の人よ　　　　吾に来りて　眼開けよ

てんごくは　　ちかづきにけり　　よのひとよ　　われにきたりて　　まなこひらけよ



人にして　　人にしあらで　　神にして　　　神にしあらじな　　我身思へば
　
ひとにして　　ひとにしあらで　　かみにして　　かみにしあらじな　　わがみおもえば



神の業　　人の業との　　境なき　　身こそ　　神人合一なるらむ

かみのわざ　　ひおとのわざとの　　さかいなき　　みこそ　　しんじんごういつ　なるらん

明主様の御讃歌

　
力なり　嗚呼力なり　眼に見えぬ　　　主の力こそ　絶対なりせば

ちからなり　ああちからなり　めにみえぬ　　　すのちからこそ　ぜったいなりせば



日の光　月の甘露を　限りなく　　　恵ませ給ふ　仁愛大神

ひのひかり　つきのかんろを　かぎりなく　　　めぐませたまう　みろくおおかみ



奴羽玉の　暗路さ迷ふ　小羊を　　　哀れみ給へる　ミロク大神

ぬばたまの　やみじさまよう　こひつじを　　　あわれみたまえる　みろくおおかみ

明主様の御讃歌

日月地　三位一体の　御力を　　　具備して出でます　弥勒大神

じつげつち　さんみいったいの　みちからを　　ぐびしていでます　みろくおおかみ



霊体の　一致の力ぞ　大神の　　　秘めたる一輪の　御魂なるらん

れいたいの　いっちのちからぞ　おおかみの　　　ひめたるいちりんの　みたまなるらん
　


如何ならむ　罪も赦させ　如何ならむ　　　罪も尤むる　天地の神

いかならん　つみもゆるさせ　いかならん　　　つみもとがむる　あめつちのかみ

明主様の御讃歌

神仏は　同根なりとの　理を　　　　知りてゆ心の　空は霽れける

しんぶつは　どうこんなりとの　ことわりを　　　しりてゆこころの　そらははれける



只一人　吾只一人　主の神の　　　　よ任しを帯びて　世ぞ救ふなる

ただひとり　われただひとり　すのかみの　　　　よさしをおびて　よぞすくうなる



主の神は　生きとし生ける　もの悉に　　　　生命を賜ひ　幸を恵まふ

すのかみは　いきとしいける　ものみなに　　　　いのちをたまい　さちをめぐもう

明主様の御讃歌

常識に　　欠けたる教は万人を　　救ふ教にあらじとぞ思ふ


じょうしきに　かけたるおしえはばんにんを　すくうおしえにあらじとぞおもう




数多ある　　教を生かす教こそ　　救世神の宣らす教なりけれ


あまたある　おしえをいかすおしえこそ　みろくののらすおしえなりけれ




唯物科学の　　虜になりし迷信の　　殻を破らむ神の力に


ゆいぶつかがくの　とりこになりしめいしんの　からをやぶらんかみのちからに

明主様の御讃歌

疲れたる　　世人静かに憩はせむ　　天国の型吾は造りて


つかれたる　よびとしずかにいこわせん　てんごくのかたわれはつくりて




大神の　　光遍く漂ひて　　甦へるなり諸の民草


おおかみの　ひかりあまねくただよいて　よみがえるなりもものたみぐさ




現世の　　地獄に喘ぐ諸人を　　暫しなりとも天国に導く


うつしよの　じごくにあえぐもろびとを　しばしなりともてんごくにみちびく

明主様の御讃歌

地上天国　　造らむとしてわれは今　　力限りに励しみて在り


ちじょうてんごく　つくらんとしてわれはいま　ちからかぎりにいそしみてあり




病貧争　　全く消ゆる文化こそ　　天国楽土の文化なりけれ


びょうひんそう　まったくきゆるぶんかこそ　てんごくらくどのぶんかなりけれ




真善美　　完く備はる現世を　　地上天国と吾はいふなり


しんぜんび　まったくそなわるうつしよを　ちじょうてんごくとわれはいうなり

明主様の御讃歌

緑濃き　　山の麓に広沢の　　池澄みきらふ嵯峨野よきかも


みどりこき　やまのふもとにひろさわの　いけすみきろうさがのよきかも




仏の世は　　すみ極まりて待ち望む　　彌勒の御代は生れんとすも


ぶつのよは　すみきわまりてまちのぞむ　みろくのみよはうまれんとすも




平安の　　文化を生みし中心は　　此辺りなりと聞きし嬉しさ


へいあんの　ぶんかをうみしちゅうしんは　このあたりなりとききしうれしさ

明主様の御讃歌

地上天国　　彌勒の御代と人称ぶも　　理想世界のことにぞありける


ちじょうてんごく　みろくのみよとひとよぶも　りそうせかいのことにぞありける




善き人の　　喜び悪しき人滅ぶ　　正しき御代の来つる嬉しさ


よきひとの　よろこびあしきひとほろぶ　ただしきみよのきつるうれしさ




塵ほどの　　罪やけがれも隠し得ぬ　　御代を水晶世界といふなり


ちりほどの　つみやけがれもかくしえぬ　みよをすいしょうせかいというなり

明主様の御讃歌

人にして　　人にしあらず神にして　　神にしあらぬわが身思へば


ひとにして　ひとにしあらずかみにして　かみにしあらぬわがみおもえば




大いなる　　使命に生くる吾にして　　力限りに世ぞ救はなむ


おおいなる　しめいにいくるわれにして　ちからかぎりによぞすくわなん




或る時は　　熱湯に入り或る時は　　薄氷踏みし過去の吾かな


あるときは　ねっとうにいりあるときは　はくひょうふみしかこのわれかな

明主様の御讃歌

常識に　　欠けたる教は万人を　　救ふ教にあらじとぞ思ふ


じょうしきに　かけたるおしえはばんにんを　すくうおしえにあらじとぞおもう




数多ある　　教を生かす教こそ　　救世神の宣らす教なりけれ


あまたある　おしえをいかすおしえこそ　みろくののらすおしえなりけれ




唯物科学の　　虜になりし迷信の　　殻を破らむ神の力に


ゆいぶつかがくの　とりこになりしめいしんの　からをやぶらんかみのちからに

明主様の御讃歌

疲れたる　　世人静かに憩はせむ　　天国の型吾は造りて


つかれたる　よびとしずかにいこわせん　てんごくのかたわれはつくりて




大神の　　光遍く漂ひて　　甦へるなり諸の民草


おおかみの　ひかりあまねくただよいて　よみがえるなりもものたみぐさ




現世の　　地獄に喘ぐ諸人を　　暫しなりとも天国に導く


うつしよの　じごくにあえぐもろびとを　しばしなりともてんごくにみちびく

明主様の御讃歌

現当利益　　ある宗教に世を救ふ　　真の力ありとこそ知れ


げんとうりやく　あるしゅうきょうによをすくう　まことのちからありとこそしれ




如何ならむ　　教を説くも詮なけれ　　奇蹟なければ人諾なはじ


いかならん　おしえをとくもせんなけれ　きせきなければひとうべなわじ




理屈もて　　説けぬ神秘を明らかに　　するこそ真の教なるらめ


りくつもて　とけぬしんぴをあきらかに　するこそまことのおしえなるらめ

明主様の御讃歌

一木一草　　一石なりとこまやかに　　心して成りし神仙郷かな


いちぼくいっそう　いっせきなりとこまやかに　こころしてなりししんせんきょうかな




芸術の　　美苑箱根の山の上に　　造りて世人楽します吾


げいじゅつの　みそのはこねのやまのえに　つくりてよびとたのしますわれ




山蒼く　　流れは清し宛らに　　天国なるらむ神仙の郷


やまあおく　ながれはきよしさながらに　てんごくなるらんしんせんのさと

明主様の御讃歌

小さなる　　人の眼に映らめや　　大天地を正す仕組の


ちいさなる　ひとのまなこにうつらめや　おおあめつちをただすしぐみの




幾万年　　待たれ給ひし大神の　　仕組は今し成らむとすなり


いくまんねん　またれたまいしおおかみの　しぐみはいましならんとすなり




大いなる　　仕組といへどいと小さき　　型より始まるものにぞありける


おおいなる　しぐみといえどいとちさき　かたよりはじまるものにぞありける