
2022年09月27日(火)(一食目)
ポーク+豆&野菜
9/7に神田にオープンした スパイスカレー ダルマ
このお店にがっつりじゃないかもしれないけど少なからず関わった「スパイスの専門家(T.T氏)」(←そうメニューの裏に書いてあった)から連絡もらったというのもあって行ってみることに
話がそれるけど「スパイスカレー」という言葉の揺れはそろそろ落ち着くのだろうか
僕には揺れてるように見えるだけで遠くから見たら微々たる揺れなのかもしれない
全ての言葉は各々の速さや幅で揺れたり動いたりしてるとも言えるからどうでもいいか
どうでもいいってとんでもなく豊かな状態だな
どうでもいい中で考えてみるだけなら楽しいかもしれない
スパイスカレーが何を表すかなんてどうでもいい
とすると問題は
スパイスカレーという言葉を使ったり使わなかったりすることでどういうわけか傷つく人がいそうなことかもしれない
でもまあ言葉を使った時点でもうどういうわけか人を傷つけてしまったりすることもあり得るかもしれないから
その時は心から そんなつもりはなかった なんて言うんだと思う
それでまた傷つけたり傷ついたりするんだと思う
逆に言えば同じ言葉が人を励ましたり慰めたりすることもあるだろう
なんて
それこそどうでもいいことを考えながらもひとつ「小麦粉不使用」の訴求力も気になる
なんなら今日の国葬(内閣葬?)よりも気になる
前置きにもならないことを書いてしまったのでダルマのカレーの話をします
すいません
けっこう好きなやつです
どんなスパイスを使ってるのかけっこうハッキリクッキリしてるけどバラバラなわけじゃないし
苦手な人は爆弾といったりもするホールスパイスが口に飛び込んでワーってなることもないし
割と幅広い人の味覚に受け入れられやすい仕様だと思う
見渡した店内に
「あえてシンプル」
と書いてあって妙に納得できた
味覚的に受け入れやすくても価値観や主義主張の問題で良しとしない人もいるのは
世の中の面倒臭くておもしろいところのひとつなのかもしれないけど
僕としては上にも書いた通り
けっこう好きなやつ
ポークカレーは敢えて書かないけど似てる感じで好きなお店も思いつくような
しっかりカレーらしいカレーで
ジャパニーズカレーライス(お家とか給食のカレーとか)のオルタナティブとしては王道だと思うにつけ
これが「小麦粉不使用」と敢えて書いておく意味なのかもしれない
(全然違ってアレルギーとかの人に向いてるかもしれない)
豆&野菜カレーは「ヴィーガン仕様」で他に似てるお店とかは思いつきはしないものの突飛なわけでもないから地味オリジナルと言えるかもしれない
ほんのり甘い香りのスパイスライスもおいしいし
付け合わせのキャベツとニンジンに加え
もうひとつのショウガが印象的
「スパイスカレー」のお店はピンキリ幅広めに乱立してる感あるけど
ここのは大事なとこはしっかり固めてる感ある
みんな同じような盛り付けだから見た目だけだと
その違いが感じられないのが残念
とはいえ何か改善を求めたいわけでもありません
味も「あえてシンプル」だから
実はここでしか食べられないとしても
ここでしか食べられない感を感じるのは難しい
でもおいしかった
変な話だけど15年前の僕だったら
大大大のお気に入り店になっていたと思う
今はどちらかというと
こんなカレー作りたいなーという気持ちの方が大きいかもしれない
まだまだ知らないことの方が多い僕だけれど
けっこう色々知ってキャパオーバー気味になって
鈍くなっちゃってる部分も大いにあるかもしれない
だからこそマニアック過ぎないこういうお店が
間口を広げつつ流行って欲しいというか
当たり前につづいたり増えたりしてもいいんじゃないかと思う
ついつい生意気なこと書いちゃったけど
まあいいか
どうでもいいか
ごちそうさまでした