久しぶりに福岡市美術館に出かけました。
地下鉄から出たら大濠公園が無いので慌てましたが、これは私の勘違いでした。
(地下鉄の出口を間違えて反対側の道路に出たのと目印の郵便局が改装中で
建物にカバーがかかっていたので、ここ何処状態になったのでした)
大濠公園を歩いていると陸上部の練習に出会いました。
女の先生が冗談で「〇〇君は無断欠席したからね～」と言ったら
直ぐに男の子が腕立て伏せを始めたので、「彼が〇〇君なのか」と考えながら歩いていると
美術館を行き過ぎてしまいました。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展では、『岩窟の聖母』に癒されました。
レオナルドの描く聖母は知的で優しげで完璧です。
ところで、『岩窟の聖母』は展示のもの(個人蔵)の他にルーヴル美術館蔵のものと
ロンドン・ナショナルギャラリー蔵のものがあるので三作品が存在することになりますが
ルーヴル美術館蔵のものが１作目、展示のものが２作目と考えられているようです。
また、今回の展示のもうひとつの見どころは『アイルワースのモナ・リザ』ですが、
この作品の他にも後世の画家による数多くのモナ・リザが展示されています。
しかし、そのなかにレオナルドを超える作品がありません。このことが何よりも
レオナルドの天才を裏付けているように思えます。