加納朋子さんの『スペース』を読んでいて、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)の話しを
思い出しました。
この物語を子供のときに聞いた時は、うさぎが包まったというガマの穂の方に興味がわいたのですが、
(今は分らないけど、当時は実際に川辺に生えてました。)
今回気になったのは、兎がだましたワニのほうです。
果たしてこの時代の日本にワニはいたのでしょうか? 常識的に考えればいないですね…。
今まで気付かなかった私は馬鹿かも。でも、ずっーと知らないよりはいいと思って調べてみると
「山陰地方では、サメのことをワニと呼ぶことがあるのだ」と書いてあります。やっぱり、ワニじゃなかったんだ。
しかし、絵本でワニが描かれてたのを見たような記憶が…? 今度は絵本を調べたら
表紙の絵に描かれているのは全て兎とサメの絵です。
あれー、ワニが描かれてたと思ってたのは記憶違い!?
今日の新聞で読書館欄に載ってたのがシュー•ヤマモトさんの作品集
『キャット・アート』!
名画をベースにした絵画や写真はすごく難しいそうです。
でも、描く対象を猫に変換すれば大丈夫みたいです。
表紙のヨハネス・フェルネーコ作「真珠のイヤリングをした少女猫」を見て
そう思いました。
やっぱ、猫は偉大だわ。
シュー•ヤマモト
http://www.catcatart.com/
映画『ジェーン・エア』を観に行きました。
19世紀のイギリス、荒野の中にある古びたお屋敷、曇った空、嵐、
やがて荒野が緑に染まり咲き誇る桜の花、
イギリスのいちばん絵になる時代かも?と思いました。
でも、お屋敷での食事は多分あまりおいしくないな。
今度は『月曜日の水玉模様』を再読してシリーズ作品のさかさま読みをしています。
この本に収められた七編のタイトルは
月曜日の水玉模様
火曜日の頭痛発熱
水曜日の探偵志願
木曜日の迷子案内
金曜日の目撃証人
土曜日の嫁菜寿司
日曜日の雨天決行
なので、曜日の次の文字の頭文字を並べると「みずたまもよう」
加納さんらしい遊び心が楽しい作品です。
(主人公の名前の陶子はきっと、ともこ→とうこ のはず!と勝手に推理中)
陶子と陽子以外のソフトボール部のメンバーの名前を忘れたので
『レイン・レインボウ』を読み返しました。
何度読んでも「加納朋子さん、上手い~!」と思ってしまいます。
加納さんのなれる人間(ひょっとすると動物も可)は何人のいるのだろう?