goo blog サービス終了のお知らせ 

二足の草鞋

よくある話のよくある一人の凡夫のブログ。これは日々のわらじの足跡・・・。

初の一人での法事

2011年02月20日 | ◇二足目◇僧侶
平成19年に真宗の宗門大学であるR大学に進んだ草鞋の愚息も、この春に卒業し、そのまま同大学の大学院に入学する。彼の大学生活は、本分である大学生としての学業修得に加えて、この大学ならではの「宗教教育部」なるものの幹事(部長)としての活動と1回生の秋から続けているテニススクールのインストラクターのアルバイトの3つに明け暮れた?ようであった。4月からの大学院生としての生活もまた、同様のものになるのであろ . . . 本文を読む
コメント

お墓参りを前に提灯付け

2005年08月07日 | ◇二足目◇僧侶
8月13日から15日は、こちらの地方では「お盆」である。浄土真宗では、「盆参」としての寺の行事は行うが、禅宗等の在家で行うようないわゆる「迎え火」「送り火」などを伴った「お盆」の行事は教義上行わないことになっている。 もともと「お盆」とは、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、起源は「仏説盂蘭盆経」というお経にある。このお経の中身は・・・ ------------------------- . . . 本文を読む
コメント (1)

お取越し報恩講、前坊守一周忌法要 勤修

2005年06月19日 | ◇二足目◇僧侶
当山のお取越し報恩講及び前坊守一周忌法要が勤修された。 お取越し報恩講とは、宗祖親鸞聖人の命日をご縁に、往時のご苦労をしのび、そのご苦労を通じて阿弥陀如来のお救いをいただくことをあらためて深く味わわせていただく、浄土真宗門徒にとって1年で最も大切な法要である。本山では毎年1月9日から16日までの8日間行われるものであるが、各末寺においてはそれを取り越して(早めて)1日~3日程度の日程で行うことが . . . 本文を読む
コメント (1)

お取越し前の草取り

2005年06月12日 | ◇二足目◇僧侶
年に2回、境内の草取り、草刈りが行われる。 冬の間、雪に埋もれていた樹木や草は、春の訪れとともに一気に命を吹き返して成長する。放置しておくと境内は草茫々の状態になる。これを防ぐために、毎年6月の「お取越し 報恩講」(今年は6月19日)の1週間前と、8月の「盆参」(毎年8月1・3日)の1週間前の計2回、ご門徒の方々による草取り、草刈り、ツツジなどの剪定ならびにお道具磨き(本堂内の輪灯、菊灯などを磨 . . . 本文を読む
コメント

本願寺御門主様が当山を御訪問

2004年12月13日 | ◇二足目◇僧侶
本願寺第24世即如御門主(大谷光真様)が、当山の被災状況の視察に来られた。 住職からの被災状況報告の後、御門主様より労いと励ましのお言葉をいただいた。その後、当山の門徒総代よりお礼と今後の寺の再興に向けての決意表明が行われた。 御門主は、日頃から定期的に全国の各末寺を巡教しておられるが、本願寺派寺院は1万を超える数の末寺があり、御一生をかけても回り切ることは難しいと言われている。そんな中で、当 . . . 本文を読む
コメント

浄土真宗僧侶養成講座-9.おわりに

2004年07月19日 | ◇二足目◇僧侶
私は以上のような過程を経て、「教師衆徒」となった。定年退職してから自坊「浄土真宗本願寺派瀧谷山了明寺」の住職を継承すると、私が第18代目となる。 「得度」が3月で、4月から新潟市内の高校に新採用で赴任したため、7月17日のブログに掲載した写真の通りの頭に、スーツ姿の私を見て、当時の校長先生はずいぶん驚かれたことと思う。生徒も私を見て「ちょっと危ない筋の人」と思ったらしく、赴任当初は私が歩いてい . . . 本文を読む
コメント

浄土真宗僧侶養成講座-8.「教師教修」のこと

2004年07月18日 | ◇二足目◇僧侶
「教師教修」は、住職として必要な教義に関する知識や、様々な法要を企画・運営するためのノウハウ、作法を学ぶためのものである。 内容は、「得度習礼」に比べて格段にレベルアップしていた。勤行の時間も「得度習礼」に比べてはるかに長かったし、法要の教修内容も多岐にわたっていた。教学については、もはや「学問」という領域に近かったように思う。 しかし、正直言って「教師教修」は「得度習礼」に比べれば楽であっ . . . 本文を読む
コメント

浄土真宗僧侶養成講座-7.「得度習礼」と「得度受式」のこと

2004年07月17日 | ◇二足目◇僧侶
「得度習礼」とは、僧侶としての基本的な知識と作法を学ぶためのもので、京都西京区にある西山別院に併設されている「得度習礼所」にて、1年に数回行われている。11日間の、完全に外界とは隔離(新聞・テレビ・ラジオ・電話等はなく、手紙のみ許されている)された中で行われる修行である。「得度習礼所」から入所前に送られてきた「入所に当たっての通知」には、「頭髪を3ミリ以下」、「生活環境がかわるので、体調を十分整え . . . 本文を読む
コメント

浄土真宗僧侶養成講座-6.「得度考査」のこと

2004年07月16日 | ◇二足目◇僧侶
ここに、「得度考査」の試験問題の一部を紹介する。「得度考査」の内容のレベルは、私が受講していた中央仏教学院専修課程1年次修了程度であった。ご門徒の方でも、詳しい方はよくご存知のような内容であるが、「ふつー」の人間であった私にとっては、初めて学ぶことばかりであった。 筆記試験 (問)「浄土三部経」の経典名を書きなさい。 (答)仏説無量寿経、仏説観無量寿経、仏説阿弥陀経 (問)「教行信証」の正式 . . . 本文を読む
コメント

浄土真宗僧侶養成講座-5.「中央仏教学院通信教育部専修課程」のこと

2004年07月15日 | ◇二足目◇僧侶
一見安易そうに見える「中央仏教学院通信教育部」での宗門に関する勉学は、想像を超えて厳しかった。大量に送られてくるテキストと、何科目にもわたるレポート課題。全科目必履修・必修得。通信教育であるのでスクーリングがあるのだが、それが1回につき連続3日で、京都または富山での受講。おまけにスクーリング時に特定の科目の筆記試験、実技試験が行われたのである。卒業までに修得しなければならない科目は、 ・宗教(1 . . . 本文を読む
コメント