エントモ考える野球

弱者の戦いを駆使するチームアドバイザー。当たり前の実践で土台を作り、具体性のある弱者の戦略で弱者が強者に勝利する。

おめーら何年生だ?

2006-05-21 19:35:57 | Weblog
本気で叱る。かなり本気で叱る。大声で叱る!

公園での出来事。

知らない子供が公園敷地内にあった大きな石で一所懸命に木にぶつけている。

中学生2名、小学生高学年4名。計6名で石をぶつけている。

何気に視線にその光景が映り、近寄っていった。

「おいおい、君達、木がかわいそうだろ」

ちょっとやさしく諭す。言われた子供たちは予想外の顔。

たぶん、言われたことがないのであろう。周囲の大人は見てみないふり。

運が悪かった・・・

見ていたのは自分。絶対にそういった行動は見逃さない。

怪訝そうな顔をしながら、その中の子供がもう一回石を木にぶつけた。

その瞬間・・・

口調が変わり、「おい、おめーら、ちょっと来い」

子供の表情が一変する。固まる子供たち。

「おい、ここに並べ!早くこい!」。もうヤクザ口調。

うちの次男坊が近くでみている。

自分でいうのもなんだが、叱る時は怖い。本当に真剣に叱る。魂で叱る。

「何してんだこら!おめーら木がかわいそうだとおもわんのか?おい?」

「・・・沈黙の艦隊・・・」

じつは、投げた石が木にぶつからずに、周囲の大人に当たりそうになっていた。

ラグビーボールの半分くらいの大きさの石。

「木は生きてるんだ。人間と一緒、生きてるんだぞ。お前達人間に当てるのか?

人間じゃなきゃいいと思ってんのか?」

「・・・い・い・え・・・」 初めて口を開く。

「お前いくつだ?」

「中学二年生です」

『です』を付けなければ、平手が飛んでいた。我慢我慢。

「中学二年にもなって良いことと悪いことの区分けつかんのか?おい。今していることは

良いことか?悪いことか?」

「悪いことです」

「なんで分かっててするんだ?おめーらなんでもルールなしでいいと思ってるんか?」

ここで、小学生から(6年生)「ごめんなさい」の言葉。

小学生もガッツリ追い込む。

「おめーら小学生の上級生にもなって分別つかんのか?」

今にも殴る勢いで(殴る気はなし)、追い込む。中途半端では済まさない。

なぜならば、心に刻まさないといけないから。

もうそろそろ泣くかなのところまで追い込んで、最後の言葉。

「いいか。誰にでも失敗・間違いはする。だからこれからの君達の行動が大切だ。

分かるか?口だけでごめんなさいとあやまるだけじゃなく、行動が大切だよ」

子供たちの表情も少し緩み、それぞれ感じた模様・・・

今日の昼の出来事であった。

今の子供たちは、事の分別がつかない子供が多い。

これ以上したら大惨事になるとか「加減」「想像」がうまくない。

バーチャルの世界に多くいるのもマイナス要因。

ゲームなどで簡単に失敗してもリセットボタンを押せば戻ると思っている。

本当に今回は本気で叱った。大声でどなった。

今までそんな感じに知らない人に怒られたことはないだろう。

でも、今の世の中、自分以外の子供に目を配り躾けることも大切だ。

子供は世の中の宝。だからみんなで育てる気持ちが必要だろう。

最後に横で見ていたうちの次男坊が言った。

「おとうさん、怒ったら本当に怖いね!」

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