息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

地裁への上申書(その一部を) (4)調査会社O氏

2019-06-05 12:35:27 | 自転車通学

交通事故で揉めると、保険会社は『調査』を入れることがあります。

事故を『調査する』会社に、委託します。


調査は(建前は)、公正・公平なんて言っていますが、本当でしょうか?

『忖度』、保険会社の意向に寄った判断が出るのではないでしょうか?

なぜなら、交通事故調査会社とは保険会社の依頼を受けて調査を行う、民間会社です。

調査費用は(通常)依頼する保険会社持ち、要は保険会社からカネを貰って成り立つ会社です。

設立資本自体が保険会社から出ている調査会社もあり、保険会社の下請け会社的な体質があるか、少なくとも”中立な第三者”と言うには無理があるでしょう。

仕事を貰っている保険会社の非を認めたり、経済的損失を与える見解を提示するのは勇気がいり、依頼人の利益を計るのではないでしょうか。

ですから、少なくとも私は、調査の聞き取りを全面的に信用することはありませんでした。


以下は、前回の続きとして、私が『調査』について地裁に提出した【上申書】の一部の写し(原文のまま)です。
(例によって、■や✕は必然ですのでご容赦ください。文中の青字は今回加筆したものです。)





調査会社:(株)■■■のO氏


『公平な調査』と云いつつも、やはり保険会社寄りという印象は拭えなかった。
何故なら、被害者が子供であることに加え、事故のショックと恐怖から事故の記憶を失っているのをいい事に、聞き取り内容を誘導しようとする意図を(O氏の質問に)感じた。
また、■■■■(被害者の父親)が中座したのち署名したO氏記入の原稿は、保険会社への調査報告にほとんど反映されていせいか、保険会社から来たレターは明らかに加害者を擁護する内容であった。
(そのほか幾つかの疑問点があるが、次の機会とする。)




上申書では以上のように、結構サラッと流しました。

ですので、以下私の主観ではありますが、説明を付け加えますと・・・・・

事故のとき息子は12歳、半年前まで小学生です。

“車に襲われ、死にかかった”という極限の恐怖体験の影響は、大人の想像を超えるのでしょう。

事故の記憶を失っていました。

彼の記憶は、『気が付いたら、車のバンパーが目の前にあって、身体中が痛かった』というところから始まっていました。

“恐怖体験”を記憶から消し去ることによって、心が崩壊しないよう守った・・・そんな人間の脳の防衛本能が作用したようでした。

調査員O氏は、息子の記憶をナイフでグリグリほじくり返すように、執拗に質問しました。

しかも、加害者のサイドに立って、執拗に3時間弱にわたり・・・・。



『分かりません』『覚えていません』と繰り返す息子。

そこへ、まるで隠し事をしている犯罪書を責めるような誘導尋問・・・・。

質問に懸命に答える息子、それを書きとる調査員O氏。

私は(これはオカシイ)と思い、何度か反論し訂正を求めました。

しかし、息子は事故の記憶が無いし、私(=父親)も事故を見ていなので確かな事は言えないのです。


。。。。。次回に続けます。