2020年8月18日（火） 曇り
子供の時分、この宇宙の果てはどうなっているんだろうと深く思い悩ん
だことがあった。両親にi聴くと、そこにはなにもない無限の虚無の空間
が拡がっているだけだ、余計なことは考えるなと言われた。しかしその
疑問はこころにくっついていつまでの離れかった。そればかりか得体の
知れない恐怖心がこころにひろがって、宇宙の果てを『考えること』が
なにか禁断の実を齧っているような気がしてならなかった。正直、怖く
なって、いつしかその『パンドラの箱』を閉じてしまった。
あれから何十年経ったのだろう。最近、またしても『宇宙の果て』を
考えている。無限とは何だろう、虚無とはどういう状態だろう…。
結局それは、私たちの「言葉」が産み出した夢幻の世界に他ならない。
年初来の、へぼな野狐禅で直感じたお恥ずかしい結論である。
私たちは無限であり虚無である。つまり私たちは宇宙の如来である。
