2020年2月27日(木)
ふと気付くと、庭のアオダモが元気よく空に向かって伸びている。紅葉の小枝からは、いつの間にか
初々しい新芽が吹きだしている。潜んでいた紫陽花の根っこが芽吹いている。冬の間、ボーっとして
忘れていた植物たちがもうそれぞれの個性を主張し合っている。えらいもんだ、と感心してしまう。
天と地の和合は自然になるようになる。人間が余計なことに手を加えるからおかしなことになる。
中世のヨーロッパで蔓延したペストはネズミとノミと人間との輪廻関係によって起きたが、今回の
コロナウイルスも多分なにかの野生動物と人間の深い強縁によって齎されたものであろう。
こういうウイルスは地球上にはまだごまんといる。何らかの原因でそれら生物と人間との和平関係が
崩れて来ると、手痛い激しい反抗にあうはめになる。
その平和な均衡を破った原因はなんだったのか。あらゆる強欲の因縁は常に人間が産み出している。