2018年5月14日(月)
今日からまた暑くなりそうな感じだ。
大川周明の『日本二千六百年史』(毎日ワンズ新書版)を読んだ。古カビが臭ってきそうな
歴史本であるが、極東東京裁判中に精神異常を来たしたと伝えられる周明の面目躍如たる
内容になっている。古来以来、世界に類を見ない生来の日本人の進取の精神が大きく取り
上げられる。特に前野良沢、林子平、伊藤信淵等々、時代の先を読み切った先人たちの
鮮烈な生き方に熱烈な賛同を示している。こころざし半ばで生を閉ざされた大川周明の熱い
想いがひしひしと伝わって来て、思わずこちらもほろりと来る。精神異常者の大川周明は
実は最もまともな人物ではなかったのか。その松明を引き継かなければのは我々だ。
気力が充実しているとき、それは我々にとって創造の瞬間だ。人生、創造だ!