至誠と実行

新しい時代は、皆が為に生き合う時代でありたい。生かされている自分であることに感謝して未来に徳を残したい!

第25回 ライフアップ講演会

2013年11月27日 21時10分54秒 | 日記





11月27日(水)

本日、第25回目のライフアップ講演会を開催しました。

尊徳記念館にて、尊敬する尊徳翁の精神を

「心田開拓」と題して、講演をいたしました。


時代の流れと共に、家庭の在り方や、幸福論は様々に多様化しているようですが、

天は変わることはなく、天の道理も変わることはありません。

翁いわく、私の心の、私心という雑草を勤めて取り除かなければ、道心という善き心

は豊に育まれないのです。

親子の絆も、本来は変わるものではありません。

幸福は家庭の中から、私の心の中から始まるものなのに、いつしか自己中心の心が

私たちを占領しています。道徳心や公徳心というものが教えられなくなってしまった今。

もう一度、温故知新。

二宮尊徳翁の精神に立ち返ってみませんか?




来月は、チャリティイベントとして ミニコンサートを行いながら

収益を未来の子供たちの教育に役立てていただこうと企画しています。

12月17日(火)午後2時より
小田原 クレッシェンドホール 


ぜひお越しください。






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輪回循環の理と人道

2013年11月15日 14時26分26秒 | 日記
2013年11月15日(金) 


翁の言葉に、

儒教では循環といい、仏教では輪廻転生という、これは天理だ。循環とは春は秋になり、暑さから寒さになり、盛りから衰えに移り、富は貧に移るのを言う。輪廻といっても同じことだ。そうして仏道はこの輪廻を脱して安楽国の往生することを願い、儒教は、天命をおそれ天につかえて、泰山のように安泰であろうと願う。
ところで、私の教えるのは、貧を富にし、衰えたのを盛んにし、そうして循環輪転を脱して、富みかつ盛んな地位に安定させる道なのだ。
果樹というものは、今年たくさん実ると、翌年はきっと実らないものだ。これを世間では「年切り」という。
これも循環輪廻の理であって、当然そうなるべきものだ。それを人為によって年切りなしに毎年ならせるには、枝を透かしたり、つぼみの時に摘み取って花を減らしたりして、何度も肥しをしてやれば、年切りなしで、毎年同じように実るものだ。人の身代に盛衰貧富があるのは、ちょうどこの年切りのようなものなのだ。親は勤勉でも子は遊惰だとか、親は節倹だが子は驕者とかで、二代三代と続かないのは、いわゆる年切りであり循環輪転なのだ。もしこの年切りが無いように願うならば、果樹の手入れ法にならって、わが推譲の道を勤めるがよい。(二宮翁夜話より)



子供は子供と諦めている方々が、非常に多いことに心が痛みます。

果樹の隔年結果ならまだしも、人の身代は突き詰めれば家系が途絶えてしまうこともあります。

果樹ならば枯れてしまうということです。子供が結婚しない。結婚しても子供ができない。などなど。

未来に希望を拓く為にも、今こそ、二宮尊徳翁の精神が必要ではないでしょうか。




西村甲汪




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