至誠と実行

新しい時代は、皆が為に生き合う時代でありたい。生かされている自分であることに感謝して未来に徳を残したい!

分け合えば余る

2013年12月26日 11時04分08秒 | 日記
12月26日






報徳外記に

八人暮しの貧家が、たまたま一枚の着物を得た。一人がこれをとれば7枚分足りない。
そこでこれを祖父に献じた。祖父は「老骨がこんな新しい着物を着る必要が無い」と
言って、長子に与えた。長子は弟に譲った。弟はまた甥に推し譲った。ついに七人を
もれなく回って、ついにみな辞退した。すなわち、これをとれば七衣でも足りず、
これを譲れば一衣でも余りがある。



推譲の心がけが、皆の心を豊かにしたという話です。


為に生きあい、支えあっていけば、たとえ貧しくとも心は豊に育まれるでしょう。

物質を優先に思えば、ねたみや嫉妬に心は枯れていくのかもしれません。

心の絆、本当の家族の絆、天を中心とした人類は一家族であれば、世の中も

同じ家族として支えあい、為に生きあって豊な社会になるのではないでしょうか。






勤勉・分度・推譲の教えは深い意味合いが込められているように思います。


単なる平等ではなく、一人ひとりが勤勉に、感謝の心で身の丈に合った暮らしをし、

発展したら社会に貢献しなさい。と教えているようです。





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