梅雨真っ只中
蒸し暑さのためもありますが
体を鍛えることに怠けています
天気予報もよく外れ
天気と思えば雨
雨と思えば何とか持ち越す
思い切り外に飛び出すことが出来ないのも事実
しかし このままだと肉は弛み
皮膚にはカビが生えそう
曇り後雨の予報を尻目に
10時に平尾台に向かいました
多少の蒸し暑さに苦労して高台に立つと
雲の塊が東から迫っています
時折 遠くで天空を揺るがすような大きな炸裂音があります
何も遮るものがない平尾台の尾根伝いは
落雷の恐怖を思い起こすに十分なところです
勇気を出して引返すことを考えていると
遠くキャタピラの音も聞こえてきました
どうやら雷ではなくて採石場の発破のようでした
気を取り直して
誰一人いない尾根を満喫しました
山は『晴好雨奇』どんな状態でも
心に感動を与えてくれます
さて 下山途中アヤメの自生に出会いました
折れてしまいそうな細身の体で
けなげに生きています
不幸にもこの国のあちらこちらで消滅した「アヤメ平」を見てきました
頑張れ!とつい応援します
下山すると銀杏並木がありました
下から覘くと見事な丸々としたギンナンが生っています
青々と実に美しい
東洋に想いを寄せたゲーテの「銀杏の葉」という詩が想い出されます
氷河期に滅んだ生き残りの銀杏
生命がほとばしるようなギンナンの実に
すごい! とここでまた一言
梅雨空の雨天と雨天の隙間に価値ある一日を見ました