本書は、1972年5月15日の沖縄の日本復帰から、普天間基地の移設先として決まった辺野古沖案も一向に進まない状態である2005年頃までが描かれている。
米国が「沖縄の負担軽減」をダシに使い、日米の軍事的一体化の推進に努めてきた(225頁)ということは今後も留意すべきだ。
また、基地の反対運動は、政府のしたたかさ等に阻まれて結果があまり出せていなかったが、粘り強く継続していることが現在の辺野古沖移設を阻止していることにつながっている。
米国が「沖縄の負担軽減」をダシに使い、日米の軍事的一体化の推進に努めてきた(225頁)ということは今後も留意すべきだ。
また、基地の反対運動は、政府のしたたかさ等に阻まれて結果があまり出せていなかったが、粘り強く継続していることが現在の辺野古沖移設を阻止していることにつながっている。