ホイッスルバード あいざわぶん

犯罪隠しの愛媛県教委

昨日18時過ぎのニュースで「不可解な事件」を知った。
未成年に対して性的不適切行為があったとして、愛媛
県内公立校に勤務する教員を懲戒免職処分にした、と
県教育委員会が発表したのである。

私が「不可解な事件」と感じたのは、次の点である。
県教委が、「被害者のプライバシー保護のため、教員の
詳細や不適切行為内容は明らかにしない」とした点だ。

被害者のプライバシー保護は100%理解できる。
性的行為をしたことを教師本人が認めて、被害者本人と
親に詫びているようだから、教師が実際どのような行為を
したのかの詳細などは私たちに知らせなくても結構だ。
そして、教師の詳細を報道すれば被害者が特定し易い
事情があるのかもしれぬ、とも想像できるから教師の氏名
なども報せなくてもいいのかもしれぬ。

だが、吾が国の未成年者とは0歳から17歳で、その者に
性的な行為をすれば犯罪であるのは言うまでもない。
例えば20歳の女性が乱暴されても訴えなければ罪には
問われない。だが被害者が未成年なら、被害者と家族が
訴えなくても犯罪であり、警察は動かなければならない。

ところが昨夜のニュースでは、警察が逮捕したという話は
出てこなかった。それが不思議でならないのだ。
県教委も、どうして犯罪者を警察に突き出さないのかが
何も語られないのはどうしたものか。
先ずは県教委が犯罪を犯罪として扱うべきではないのか。


(愛媛県教育委員会はやはり狂気だ)と憤っていた私が
今朝一番のニュースに見たのは、某県での「産後直後の
赤ちゃんへの殺人未遂事件」である。
22歳の女性が、トイレで産まれた赤ちゃんを棒状の物で
便器に押し込み、流そう(殺そう)としたが、未遂に終わり、
自ら警察に電話をして発覚した事件である。
(赤ちゃんは助かった。救急車が駆け付ける前に彼女が
便器内から取り上げていたからに違いない)

ニュースでは触れなかったが、女性は職業不詳、独身か
既婚かにも触れられていない。
だから私の想像だが、彼女には産めない理由、産んだと
しても育てられない理由があったのではないか、と察せら
れる。

だからと言って殺していいわけではないが、察するに余り
ある事情が考えられるだろう。
もしかしたら、判断が難しい程度の知的障害があったかも
しれない。

それなのにテレビは彼女の名前を言い、顔を全国に流し、
当たり前の様な態度で正義感を振り回した。
何も急いで放送することでもなかろうに、と私は思うが。

この二つの事件をほぼ同時に見せられ、矛盾を感じない
人は少ないのでは、と思えてならない。
いずれにせよ男どもは面倒から逃れ、女が我慢してツラい
過去を背負うのである。
卑怯な世の中だと思いませんか。

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