ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

変調は感覚が最初に教えてくれる

2017-12-05 05:50:13 | 病状
 先週の水曜日のことです。私にしては珍しく、午前中どこにも出かけませんでした。目が覚めたのは朝の5時半頃で、いつもとあまり変わりません。いつもと違っていたことと言えば、気が漲るような感覚がなく、妙にモヤモヤして気分が乗らないことでした。

 モヤモヤした気分の内に8時半が過ぎ、いつもなら日課にしているゴミ拾い兼市役所詣での頃合も逃してしまいました。それならばブログの原稿作成でもと考えたのですが、どうにも気が乗りません。思い浮かぶエピソードはどれもモチーフとするには物足りなく、ましてテーマにすべきは何かが一向にまとまりませんでした。思うところがどうにもチグハグで、モヤモヤした気分に不穏な感覚も加わってきました。

 どうやら私は、所謂 “空白の時間” モードに入ったようなのです。このままグズグズしていては、それこそ生活リズムの乱れに繋がりかねません。すぐに気分転換を計らなければと、まず洗濯をすることにし、その間に入浴もしてしまおうと決めました。

 その成果は上々でした。どうにかこうにかお昼近くになったので、これ幸いと食事をしに近くのスーパーに出かけることしました。スーパーにはイートイン・コーナーがあります。昼食を摂った後は、そのまま図書館に行ってみました。いつも通りに新聞を読み始めたら案の定、いつも通りに睡魔が襲ってきました。食後にお決まりのうたた寝です。行動パターンはこんなときにも健在でした。やはり “空白の時間” には行動するのが一番と実感しました。

 半年ほど前、大腸内視鏡検査の前日にも “空白の時間” を経験しています。そのときは食事制限が主の行動制限が原因でしたが、今回はそんな行動制限などありません。強いて挙げれば、今にも雨が降りそうな曇り空と、北朝鮮のミサイル・火星15型の発射をラジオでしきりに報道していたことでしょうか。この程度のことで浮き足立つ私だとは考えにくいのですが・・・。

 田舎であった姉の葬儀と、そのための長距離移動が今頃になって多少響いてきたのでしょうか? 田舎まで片道1000 km超の陸路を新幹線で6時間以上かけて往復してから10日間ほど経っていました。少し無理をして身体を動かしでもしたら、二~三日後に決まって筋肉痛に襲われる老体の身です。久々の非日常的行動が日を置いてモヤモヤした感覚を引き起こしたとも考えられます。

 このところ急に寒くなった気候も多少影響しているのでしょうか、トイレが近くなって夜中に起きることが多くなりました。睡眠時間は6~7時間と変わらないのですが、微妙に寝不足状態なのをモヤモヤした感覚が教えてくれたのかもしれません。

 内臓の状態にしろ、心の状態にしろ、身体に変調があったら最初に教えてくれるのが感覚です。“病は気から” という言葉がありますが、身体の変調を最初に教えてくれるのは感覚、という全く逆の意味なのかもしれません。この日のモヤモヤした感覚は、上に述べた諸々の要因による身体の変調を教えてくれたのでしょう。今更ながらこんな当たり前のことに気づかされた日でした。
          *     *     *     *
 病気からの回復も病態生理からみたら変調の一つでしょうから、「(病気が)治った / 楽になった」という感覚があるのは当然でしょう。ただし、心の病の場合は感覚通りに受け取るのは危険です。特にアルコール依存症(アル症)の場合は、「もう飲んでも大丈夫!」回復したと勘違いしがちな “ドライドランク” がこの上なく危険な兆候なのです。アル症の皆さん、このことをお忘れなく!



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