ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

人は子を持って親になり、子は独立して親戚になる?

2020-01-07 06:57:54 | 雑感
 元日の昼過ぎ、長男が、大学生の息子1人(私から見て孫息子)を連れて我が家にやって来ました。もう1人の孫息子、中学2年の方はサッカーのクラブチームのスペイン合宿へ、嫁さんの方は実家へ帰省? と、いうことで珍しく2人だけでの来訪でした。

 このところ年々思うことですが、彼らが年初に遊びに来てくれる度、子が独立するとはこんな感じなのかと妙な違和感を持っています。

 何か目に見えないバリアーがあってとかく気を遣い、どうにも居心地が悪いのです。その違和感たるや、血の繋がった親戚を迎えているような感じ(?)とでも言えばいいのでしょうか。赤の他人を迎えるのとはちょっと違う感覚です。

 こんなふうに感じるのは私だけでしょうか? と言うのは、私には息子たちに負い目があり、その所為で妙な遠慮があるからかとも考えていました。

 彼らが思春期のとき、私は仕事に忙殺されていた上、家で素面(しらふ)でいたこともありませんでした。精神的に切羽詰っていましたから、彼らの話を聞いてやる余裕もなかったのです。その挙げ句に別居となり、家族関係が崩壊してしまいました。

 その当時のやましさというか、後ろめたさというか、良心が咎めるのは否定できません。ところが今回この違和感は、息子たちが完全に独立した証と見る方がいいと考えるに至りました。

 長男が結婚して独立してから早20年、次男の方も同じく11年になります。それぞれが息子たちに恵まれ、自立した所帯を営んでいます。私と違い、彼らには何の負い目もありません。独立した人格として堂々としています。当たり前と言えば至極当たり前の話です。

 ちなみに息子たちは、我が家に帰って来るなり居間に寝転がってうたた寝などをしています。どう贔屓目に見ても遠慮の欠片さえありません。

 さて、人の親となって初めて親心を知るという意味の言葉に、“子を持って知る親の恩” という言葉があります。

 私としてはこれよりも、“人は子を持って初めて親になり、子は独立して親戚になる” の方が実感に近いと思うのですが、皆さんどう思います?

 今年の正月松の内は穏やかな日々が続きました。例年通り今年も災害はあるでしょうが、どうか最少限の被害で収まって欲しいものです。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (桂蓮)
2020-01-07 08:01:48
お久しぶりです。

気まずいですね、けど本音を言ったって
何も変わらないかな、
気まずいのが自然ですよね。

私の父は訳があって貧しかったです。
よって貧しい環境で育ちました。
高校も私が稼いでいきましたが、
ある日、父が
高校行かせてあげなくて申し訳ないと言ってくれました。
何か、許すも何も無かったのでしたが、
言われて、言われるべきことを言われた感がありました。
それで気が済みました。

謝るべきことは早めに誤っておくと
残り悔いがないかもしれません。
Re. 桂蓮さんへ (ヒゲジイ)
2020-01-07 22:28:38
桂蓮さん、本当にお久しぶり!

>謝るべきことは早めに誤っておくと・・・
実は、既に言葉や金銭的なモノで
埋め合わせを済ましていますが、
どうやら埋め合わせの問題ではないようなのです。
今回の記事で触れた考えは、
決して見当外れではないと考えています。

今の私に精々言えることは、
やはり飲まない生き方を続けるしかない
このように考えています。

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