夏の真っ盛りの今、クマゼミたちは皆早起きです。
昨日などは、日の出間もない5時15分には、彼らの泣き声で早くも外が騒がしくなっていました。
耳を聾するばかりの蝉の鳴き声で、清々しく涼しいはずの朝も少し鬱陶しいぐらい。これも夏の風物詩なのでしょう。
そんな蝉たちも暑さにはめっぽう弱いらしく、朝10時を過ぎるとパッタリ鳴き止みます。途端に静けさが戻り、鬱陶しい暑さも幾分和らぐような気になるから不思議です。
そんな静けさの中、ミンミンゼミが一匹だけ鳴いていました。暑さ真っ盛りの昼飯時だっただけに、その独唱はひときわ冴え渡っていました。
ミンミンゼミは環境の悪化に敏感だと聞きます。自宅周辺が、まだミンミンゼミの生きていられる環境だと知ってホッとしました。
ところで、今日は打って変わって朝から雨。蝉の鳴き声もなく、珍しく静かな朝です。蝉は雨が嫌いなようです。
どうやら蝉は、どんよりと曇って雨がちな寒い夏も、猛暑続きの暑過ぎる夏も、そのどちらも苦手らしいのです。
蝉の喧しい鳴き声は、まともな夏の証。そんな夏を大過なく過ごせている自分は幸せ者だと思っています。
今週末には早くも立秋を迎え、無聊を目一杯慰めてくれていたオリンピックも終わります。が、この暑さはまだまだ続きます。皆さん、どうぞご自愛ください。
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