ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“エール” でキラリと光る言葉たち(上)

2020-07-10 06:04:20 | 雑感
 コロナ禍で収録休止を余儀なくされたNHK朝の連ドラ “エール”。今、再開への繋ぎに第1回放映分から再放送されています。

 その再放送を見て改めて感心させられたのは、ここぞという場面にうまく嵌め込まれているキラリと光る言葉たちです。それらは箴言とも言えるほどの名言ぞろいで、コミカルに展開するドラマの中、その場をビシッと引き締めています。

 大概が、気持ちの落ち込みかねない場面で、人のやる気を奮い立たせ、伸び伸びした生き方へと励ます役割を果たしています。

 今回と次回に分け、私が特に感心した励ましの名言を3つご紹介します。
         *   *   *   *   *
「僕と君、同じ顔をしているか?
 (人は)歩く速さも、話し方も違っている。
 (他人との)違いを気にするな。」
  (第3回放送 藤堂先生の言葉)

 とかく吃りがちで運動神経も鈍かった子ども時代の祐一、騎馬戦の練習で馬を崩すヘマをやらかしました。担任教師から廊下で叱責ビンタを喰らいそうになったとき、止めに入ってくれたのが藤堂先生。そのとき先生が言った励ましの言葉です。

 人と比べることで生じるのが厄介なマイナス感情。羨み、嫉み、劣等感などは、とかく気持ちを萎縮させ、歪でひにくれた生き方へと向かわせがちです。

 厄介なマイナス感情に囚われないよう、また伸び伸びした生き方へ導こうと、単に「人と比べるな」と言ったところで聞いた方はピンこないでしょう。さすがに藤堂先生、こんな平易な言葉で優しく励ましていました。


「得意なものが見つかったんではないか?
 人よりほんの少し努力するのが辛くなくて、
 ほんの少し簡単にできるもの、
 それがお前の得意なものだ。
 それが見つかればしがみつけ。必ず道は開く。」

                        (第5回放送 藤堂先生の言葉)

 これも子ども時代の祐一の話。友達からよくいじめられていました。

 父親の三郎からは、
「なんでもいい、夢中になるもの探せ。それがあれば生きて行けっから」と言われていましたが、どうしたらいいかわからずにいました。

 授業で作曲を課題に出し、それがきっかけで祐一の才能に気づいた藤堂先生。家庭訪問したときに両親の前で、噛んで含めるよう優しく祐一に語りかけたときの言葉です。

 “人よりほんの少し努力するのが辛くなくて、ほんの少し簡単にできるもの” 
才能とは何かを説明したこの言葉は、父親の言葉よりも遙かに掴まえ所のある言葉ではないでしょうか。これなら誰にもわかります。

                                この項、次回に続きます。



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