ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

高齢の長期断酒者にも痛いミーティング休止

2020-05-29 06:51:30 | 自助会
 先週の木曜日、大阪・京都・兵庫の2府1県が緊急事態宣言から解除されました。

 私はその日の昼、いつも通り夙川の教会へ行ってみることに。ここで開くAAのミーティングは、3月以来休止になったままです。

 教会の事務所前のベンチに腰掛けていたら、背後の扉から人の気配がしました。振り返って見ると、そこにはチェアパースン(チェア)のY 氏が。見た目に変わった様子はなく、そこそこ元気そうでした。

 Y 氏と会うのは、4月の緊急事態宣言直前に1度会って以来のこと。彼には既にメールで、二人ミーティングをM 氏と続けている旨を伝えてあったので、久々に出向いて来たようです。

「どこにも出かけないものだから、足腰が弱っているし話す機会もまったくない。・・・買物のときレジで店員とちょっと話すぐらいなんだ」と、Y 氏。

 Y 氏は断酒歴18年の74歳。世間一般に外出自粛が定着したせいで、すっかり出不精になってしまったようです。会話をすること自体が久しぶりらしく、一人暮らしの彼にはボケの危険な兆候が見て取れました。 

「さて、これからだけど、6月一杯は休止を続けるとして・・・
他グループの様子を見ながらだけど、(感染拡大が)再燃するようなら最悪このグループの閉鎖もやむを得ないと考えている。」

 Y 氏は、続けてこうも言いました。

「オレは歳も歳だから、感染が怖いのよ。来年3月には(チェアの)引退ということも考えていたんだ。後はメンバーの1人として参加できれば・・・。」

 予想以上の弱気な発言に危うさを覚え、私の方は敢えて強気を装いこう提案してみました。

「このグループの閉鎖も? まぁ、2週間の潜伏期間を考えたら、休止は6月第二週まででいいのでは? Y さん、引き籠もってちゃ危ないですよ。司会が負担なら・・・。」

 丁度そのときM氏が合流したので、これ幸いにこう続けてみました。

「以前からMさんとも話していたんですが、司会が負担なら私らで代り番こにしますよ、ねMさん?」直ぐにM氏も同意してくれました。

「代り番こなら、司会ぐらいオレもやるよ」と、Y氏。

 これで一先ずやる気を出してくれたようで、彼は内心、やはり司会が負担になっていたらしいとわかりました。

 それからはミーティング再開に向けてどう取り組むか、前向きな話題に移りました。

「やはりマスク着用と手指のまめなアルコール消毒は必須、
3密を避けるため椅子の間隔を開け15名までに参加者を制限、
飲み物は各自持参で・・・」と、私は日頃考えていた感染防止の具体策を提案しました。

 出不精の半ば引き籠もりになっているものの、Y氏は、苦手のはずの “空白の時間” には既に折り合いを付けているようです。さすが断酒歴18年のヴェテランです。

 残る課題はボケ防止、それにはやはり “キョウイクとキョウヨウ” が一番と言います。AAのミーティングは、まさに “キョウイクとキョウヨウ” に当たります。

 グズグズしていてはダメ。Y氏にとっても私にとっても、一刻も早いミーティングの再開が是非とも必要、そう考えを改めました。
(その後、教会側が6月一杯の催し物休止継続としたため、AAのミーティングも休止継続となりました。)



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