ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

逃した鯛は大きかった?

2020-05-22 05:50:30 | 雑感
 最近のスーパーは、外出自粛の要請に応えてチラシなどの広告を一切していません。それでも目玉商品はあるもので、それが店に行ってのお楽しみです。

 毎日フルーツサンドを買いに行くスーパーで、先日、これはという目玉商品が置いてありました。35 cm以上はあろうかという大きな鯛が丸ごと1匹1230円の値で、10匹ぐらい並べてあったのです。

 もちろん養殖物ですが、よくセールで見かける1匹980円の物とは格が違っていました。思わず手が出そうでしたが、土壇場で思い留まりました。

 家に帰ってそのことを相方に話したのですが、
「飲食店の仕入れが、コロナのせいで減ったからじゃない? 半身は切れ身、もう一方の半身は刺身、頭は甲煮がよく、三枚下ろしぐらいの調理なら頼めばやってくれるはずなのに・・・」と、残念がりました。

 それもそうだと、2時間ほど経ってから再びスーパーに行ってみました。が、既に三枚下ろしにした後の祭り、しかも、それぞれが割高になっていたので潔く諦めました。

 まさしく “逃した鯛は大きかった” を地で行った出来事でした。

 飲酒時代の私はアッサリ好みで、ほぼ魚一辺倒でした。特に刺身が好きで、贔屓にしていた立ち飲み屋ではマグロの赤身を毎日欠かさなかったほどです。

 そんな私がなぜ、あの時鯛を買うのを躊躇ったのか不思議でした。サイフの方は心配なかったのになおさらです。

 鯛を三枚に下ろして刺身にするぐらいは私にもお手のもの。頭を正中線に沿って真っ二つに切り分けることもできます。別居時代に身に付けた技で、技術的には何の問題もなかったのです。

 鯛を持ち帰ったら相方がどう反応するかなど他にも理由をいろいろ考えてみたのですが、結局、落ち着いた先は私の嗜好が一変したということでした。

 相方が言うには、最近の私は肉を一番好んでいるそうな。肉だと大層嬉しそうな食べ方だと言います。脂っこい肉をほぼ受け付けなかった飲酒時代を知っている相方だけに殊更なのでしょう。

 アルコールを一切断ってからというもの、体調が頗るよくなりました。その所為か、魚よりも肉の方に食の嗜好が一変したようなのです。

 年をとっても肉を好む人は長生きすると聞きます。私もその範疇に入れるのでしょうか? ひょんなことから自分の肉好きを自覚させられた次第でした。
(鯛を丸ごと買った場合、スーパーが無料で処理してくれるのは鱗と内臓の除去までのようです。ご参考まで。)



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