ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

パチンコ依存症には自助グループGAが・・・

2020-05-05 06:49:25 | 世相
 警察OBがバックに付いている(?)からか、営業自粛に応じるのを渋っていたパチンコ業界。大阪や兵庫で最後まで営業していたパチンコ店も、遂に先週、店名公表されて営業休止に追い込まれたようです。

 まだ営業していた頃、詰め詰めの長い行列を作って開店を待つ人々をTVが報じていました。インタビューに応じ、こんなことを言っていた客も。

「自分は(新型コロナに)罹っても別に構わないしぃ、・・・」、
「家にいても退屈だし、ヒマを持て余してしょーがないから・・・」

 “3密”の危険が叫ばれているときに何という言いぐさ。中には、他県に越境してまで営業中のパチンコ店に殺到した人々も大勢いたようです。

 開いた口が塞がらないとはこんなことを言うのでしょう。呆れるやら情けないやら、彼らの言動にこういう思いをされた方が多かったと思います。彼らは明らかにギャンブル(パチンコ)依存症です。

 依存症に、病的な依存癖以外にも共通項があるとしたら、“認知のゆがみ” が強いこと、時間との折り合いが下手なこと、と言ったところでしょうか。

 頭ではわかっていながら、あたかも物の怪に取り憑かれたかのように、どうにも(パチンコが)辞められない。“空白の時間”が苦手で、(パチンコなしでは)どうにも辛抱できない。傍から見れば、 呆れるほど “気持ちの切り替え” が下手な奴、というだけなのですが、・・・。

 ところで一般的に、依存症からの回復に医学は無力です。ならば、頼りになるのやはり自助グループとなります。

 アルコール依存症者に自助グループAA(Alcoholics Anonymous)があるように、ギャンブル依存症者にも自助グループGA(Gamblers Anonymous)があります。

 GAでは、同じギャンブル狂いに悩む者同士が集まり、それぞれが自分の体験を語り合うだけです。たったこれだけのことでどんなに救われることか、AAで経験した私にはわかります。

 パチンコ、競馬、競輪は、私もやったことがあります。ビギナーズラックで元を取ったこともあったのですがそれまでで、バク才のないこと身を以て悟りました。

 パチンコ狂の彼らは既にこの域を超えています。彼らが真剣にパチンコを辞めようと思うなら、残された道はGAに参加する以外ないでしょう。残念ながら、そのGAもこの新型コロナ禍では活動自粛中のはずですが。

 幸いなことに、緊急事態宣言が5月末まで延長されるようです。これでパチンコ狂の彼らも少し頭を冷やすことができるのでは? そして、自分自身が病気(依存症)だと自覚できるかもしれません。

 さて、今回の新型コロナ禍、私の単なる憶測ですが、流行が縮小して一旦終息するのは6月末~7月初めといったところでしょうか。

 それまでには恐らく、PCR検査体制や隔離施設がそれなりに拡充され、アビガンやレムデシベルの特例承認も見込めるからです。これで医療崩壊が回避できるはずです。

 自助グループGAの活動が再開できるのは、それから少し経ってからではないでしょうか?

 繰り返しになりますが、パチンコと手を切るにはGAが一番。

 厄介な新型コロナ禍を機会に是非、彼らにGAへ足を運んでもらいたいものです。またまた、余計なお節介でした。


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