TANEの独り言

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漆調仕上げで"螺鈿” に挑戦

2020-06-27 07:22:00 | 木のカトラリー
「漆も気になるなー」の最後で、
『次は “象嵌” に挑戦です』と書いたのですが、 “象嵌” ではなく “螺鈿” の間違いでした。

それでは、螺鈿(らでん)で独り言…

漆はハードルが高いので "漆調" でお茶を濁していたのですが、螺鈿も試してみたくなりました。

鮑(アワビ)の貝殻の内側の面は真珠質になっていて、光線の具合で虹色に輝きます。


型を切り抜いた貝殻を漆で塗り込め、漆が乾いてから表面を磨くと虹色に模様が浮き出てきます。これが螺鈿細工です。

近所の魚屋さんにおせち料理を注文したときに、たまたま鮑の貝殻がついてきました。

これを見逃す手はありません。

キレイに洗って貝殻の平らな面を選び、糸鋸や鑢(ヤスリ)を使って四角や三角、三日月型に切り抜きました。




すぐ上の写真は、直接、木を彫り込んだところに貝殻を埋め込んでいるので、これが “象嵌(ぞうがん)” というみたいです。

次の写真、下の箱の蓋もそうですね。

1個の欅の端材から3個の箱をつくりました。 

3つとも内側を彫り込んで、さらに漆調の塗料を内面に何回も重ね塗りしたので完成まで1年以上かかりました。

「フゥ〜」




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2 コメント

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Unknown (takatoriasia)
2020-06-27 12:38:21
凄い・いつか「記念館」ができそう。
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Unknown (TANE)
2020-06-27 14:14:49
@takatoriasia やり始めるとやめられなくなるから、家族だけでなく隣近所にも迷惑かけてるかも…
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