連れ合いは、私が山へ行くことには特に異議は唱えませんでしたが、冬山に登ることを心配している様子でした。
私は、しっかり準備をして行くことを約束し、連れ合いの心配を少しでも減らそうとしました。
最近よく脚を運ぶようになった登山用品店を訪ねては、カラビナやスリング、その他の登攀具を少しずつ買い足しました。
また、次の例会で会長さんから渡された地形図を見ながら、根子岳南峰を目指すバリエーションルートを調べ始めました。
最近の登山地図アプリの進歩は目覚ましいものがあります。
GPSを使い、登山している自分の位置情報をスマホの地形図で確認できるだけでなく、過去にそのルートから目標地点を目指した他の登山者のルートと見比べながら登ることができるのです。
余りにもスマホ頼りの登山ですが、GPSが入る限りは最も頼りになる最新機器なのです。
私は、過去にバリエーションルートで根子岳南峰を目指したパーティーの記録を探し出し、会長さんから頂いた地形図に赤鉛筆で正確にルートを落とし込みました。
昔から地形図を見ることは好きでしたし、実際の地形と地形図を見比べることで、地形図を見て地形を想像することもある程度はできました。
今回、会長さんが行こうと計画していたのは “地獄谷” から根子岳南峰を目指すルートです。
“地獄谷” ・・・名前を聞くだけでも恐ろしい響きがあります…
ここ気合を入れられて、登山準備に夢中のご様子ですので、
根子岳……、って、九州のどの辺だろうとWEBで見てみました。
すると熊本県阿蘇郡にあり標高約1400mと出ていました。
ブログ記事の中では、登山に関する専門用語も記されていらっしゃって、
アイゼンは、私も高2の夏休みに地元の白馬岳にクラスで登ったことが有り、
途中、大雪渓の場所があって、そこでアイゼンをはめたことがあり、
何となく分かりますが、カラビナやスリングなどの登攀具は、
正直、チンプンカンプンで、またWEBのお世話になろうと思います。
根子岳は、こちら長野県にもあり、WEBでみたら、お隣上田市の
菅平高原のちょっと先にあり、驚きました。
素人の私が申し上げるほどでもないと思いますが、
標高が1400mとは言え、冬山登山はとても危険が伴うと聞いたことがありますので、
十二分にお気をつけて登られることだと思います。
その辺は、奥様もお考えになられていらっしゃると思いますよ。
今回の根子岳行きの目的の一つは、アイゼンを付けての歩行訓練でした。
私が準備したのは6本爪のアイゼンで簡易アイゼンでした。
信州の冬山は12本爪が必要になるとか… 。
連れ合いは雪が降らないか心配してくれるのですが、雪が無いとアイゼンを付けての歩行訓練はできません。
「雪が多いと困るけど、全く無いと訓練にならないからもっと困るんだよ」と連れ合いには話しました。
次回にでも道具の写真を載せますね!