マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

かたつむりに関するおもしろい論文を見つける

2012-12-01 | いきもの(かたつむり)
先日ここに書いたことで少し早いが、ベッコウマイマイの喪も明けたってことに…。。。



一般的には親しみやすさがある一方、今回のベッコウマイマイがいい例のように生態がかなりの謎に包まれているかたつむりくんたち。
私もかれこれ5年近く自分の寝床のとなりにケースを置いて絶えず眺めているのです。
(実はこのかたつむりネタって酒場のお姉ちゃんらに結構ウケるんですわ…)


そして日々眺めていると、いろいろなかたつむりの生態が垣間見えてきます。

たとえば、種類を越えて皆ニンジンが大好物とか…なぜか狭い隙間に集まって皆で寝ている、もしくは産卵しているときがある…などなど。
そんな心には思えど特に表に出さなかった素朴な疑問を立派な論文にして、県から科学賞をもらった人のPDFを偶然あるサイトで見つけちゃったのです。


その論文の作者はかたつむり飼育歴4年とまさに私のキャリアに近い、小学6年生!

タイトルは、
「カタツムリのえさと産卵の関係 台風とカタツムリの行動の関係」



これを読んだとき思わず、ウ~ン…なるほど!アナタも飼っててそう思ってましたか…って感じ?
何がなるほどか?というと、、、この人いわく、かたつむりのニンジン好きにはちゃんとした理由があり、きゅうりよりもニンジンだけを食べる個体の方が産卵回数が多いことを実験で裏付けしているんです。


また、台風が来ると落ち葉の下や土のなかに皆集まって潜る行動が見られる理由についてはきちんとデータをとって推測しているんです。結論的には気温や湿度ではなく「気圧」に関係があると。

…なかなか興味深い内容の論文でしょう?(って私だけですか!?)



ところで、こんなこと子どもだから書けるんだ…と思ったら大間違いですよ~。

子どもという生き物はただ知識が未熟なだけであり、それ以外は大人と何ら変わりはない、むしろ余計な知識だけを残して生き物としてのいろんな能力を大人のほうが失っている…ということを日々私は職業柄ですけど実感していますから。。。

まっ、おそらく向こうもおんなじこと思っているはずですけど。
だって、最近の子どもって私のような大人に対して「アナタ」もしくは「アンタ」って呼ぶんですから!





*論文にご興味ある方は、「静岡県理科教育協議会 理科研究論文集」のなかの小学校の部を探してみてくださいね。



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