マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

野生動物救護ボランティアのはなし

2013-10-23 | いきもの(かたつむり)
昨日はワタシ、ひと月ぶりの野生動物救護施設へ手伝いのボランティアに出かけてきました。



昨今の荒れた天気にヤられたケモノらが運ばれてきているかな…と思いきや施設は思ったよりもひっそりとしていましたね…。

そんななか、数日前に身体がマヒ状態で運ばれてきたまま死亡した若いタヌキの死因を調べるため解剖することになりまして、獣医の先生のもと、ワタシもその場に立ち会わせていただく機会を得ました。

あたりに充満する血の匂いのなか、取り出した内蔵から脳すべてが解剖台にきちんと並ぶ様など、普通はめったに見ることなどできませんよ!

以前、交通事故で死んだ鹿の解体に立ち会ったこともあるため、ワタシは特にビビることなく、取り出した臓器を見ながら貴重な話を先生から聞かせていただきました。
結局、どの臓器も状態がよく、その時点では死因がわからず、毒性の強い植物もしくは薬物かな…とは先生。



本来、死ねば野ざらし、もしくは他動物の格好の餌になるところ、縁あってここに運ばれてきた野生動物たちは、ヒトから可愛いがられるペットと同じように獣医の先生による必死の救命措置が日々施されているのです。

それでも、今回のタヌキのように死んでしまう動物たちは数多…。

また、無事に放野できても野生を捨てたか、忘れたか?施設周りから離れずに飛び交う鳥やタヌキもいますしね。。。

にしても、親からはぐれて赤ちゃんの時に保護されてきた遊びざかりのタヌキやハクビシンの子どもって、ホント!人の指をしゃぶったり、まとわりついたりペットのように可愛いんですよ…。
キョロキョロお目目のムササビなんて、ピヤーっ!と飛んでワタシの頭に張り付いてきたりして…。


でも、ここではそんな余計な感情は不要でしょうね。
なぜなら人慣れした野生動物は、もう自然のなかで生きては行けない…つまりは死に結びつくわけですから。
だから、可愛いと思えば、感情を無にするしかないのかな…。。。




そんな、客観性と冷静かつ冷徹さを必要とするなかなかシビア~なこのボランティア活動もかれこれ3年になりますが、時間の許す限りこれからもお出かけしたいなと思っています(=^ェ^=)


にしても、、、そんなこわ~い!解剖を見た帰りに平気で牛丼を食べて帰れるワタシ。。。一体何なんだろね…。



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