マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

大山・唐沢川を辿ってみる(丹沢歩き)

2014-01-01 | 山(丹沢)
先日の大山・金比羅尾根歩きから間もない快晴の日曜日。
またもや、大山周辺を歩いてきました🐾

といっても今回は大山を源頭とする唐沢川を辿る、かなりマイナーな経路。。
一応、登山地図には破線で記載があることから、かつて山仕事をする人が通った古道だったのでしょうね…。

そして、ご一緒させていただいたのは約10年前にここを遡行したことのあるs-okさん。
実は、、、OさんのHPの数多の丹沢登山記録の最初はこの唐沢川歩きでした。

そんな出発は先日と同じ満員御礼のバスに揺られて、ヤビツ峠から。。。🚌

その後、イタツミ尾根を辿って、大山頂上では真っ青な冬空に映える富士山を満喫してから、北尾根に入って行きました。




ケーブル分岐を左に見送り、そのままネクタイが目印の尾根に入ります。




今年5月の時も見かけた不思議な?文字が書かれたネクタイも健在でした👀

ちなみにこの文字のネクタイはその先、尾根が分かれる箇所にも掛かっていました。



南大山沢と石尊沢の出合いが見えてきました。
いよいよ唐沢川の源流地点に到着ですね❗️



見上げれば伸びゆく飛行機雲が。
。。
さっきまで立っていた大山の頂上があんなに高く見えますねー。



さて❗️この堰堤を越えれば、探検のはじまりですっ🐾




最初は、水が伏流なのか、枯れているのか❓水もなく、足場の悪いガレ場のなかを進んでいきます。



大ノ沢手前でいきなり水が現れました❗️
いったいどこに水は隠れていたのやら、、、




いつのまにか、まわりの景色が石から落ち葉へと変わってきました。




道中、小さな水の溜まり場や、、



真っ赤な葉っぱが良いアクセント❗️

歩きばかりか、目でも楽しさが広がる道行です。。



深い山奥らしく、炭焼き場もありました。



このような炭焼き場の跡は、源流部から唐沢林道までの間、4箇所ほど見つけましたが、いつの頃まで杣人はここに入っていたのかな。。




川の流れがますます軽快に、滑床を右左に揺れています。




その上を落ち葉が流れに任せて消えていくのをみていると時間を忘れてしまいそう。。




風雅な景色はまだまだ続きます。




その後も川は幾つかの沢と合流しながら、水かさを増していくため、渡渉もなかなか大変で、大きな石を飛び超えていかなくてはいけません。

これって、身体ばかりかけっこうアタマの体操にもなりましたねっ。。



そんな川沿いにうっすらと経路らしきものを見つけました👀

で、辿ってみると、、、




この先はいきなり切れた崖でした💧
どうやら、経路は動物専用だったようですっ笑




部分的に川岸を辿ることが難しい箇所があると、巻道で高度をあげながら、先へと進んでいかなくてはいけません。




そろそろ中盤を過ぎたころでしょうか。。
なんだか不思議な空間が現れました。




どうやら、ここは山の神様を祀る場所らしく、うっすらと参道跡も続いていました。

いくつもの炭焼跡や参道のある祠、、今では忘れ去られたような深い山にも、むかしは人の日常が入り込んでいたことを改めて実感しました。




そろそろ川を辿って2時間経過したでしょうか。。。
唐沢林道に架かる小唐沢橋が見えてきました。

探検もおしまいですね。



唐沢林道に上がって、橋の欄干から振り返ってみます👀

まさか、ここに昔の経路があるなんて、誰も分かりませんよね。。




帰りは物見隧道から急な階段を上がり、、




物見峠へとでました。

久しぶりのこの峠はなんだか以前よりも開けて、鄙びた雰囲気が失われているようです。


…とはいってもまだまだ山ん中っ。
暗くなる前に急いで里までかえりましょー🐾



*この経路は登山道ではありません。装備なしの安易な山歩きはお勧め出来ません。



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冬陽とフクロウ

2014-01-01 | いきもの(かたつむり)

冬の暖かいある日、くまちゃんが窓際でこんなふうに日向ぼっこをしていたそうです。



なんだか羽根のあるこけしみたいな?。。。


ちなみにくまちゃんの別名はアフリカワシミミズクっていうんですって❗️


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たかが陸の貝なれど…

2014-01-01 | いきもの(かたつむり)

土管が好きなドカンちゃん。















他の貝よりも表情豊かでとっても個性のあった笑うかたつむり、ドカンちゃん。。。




なのに死んでましたよ。今朝。。。


まだまだ青いプラケースのお城のなかで、のんびり暮らすものとばかり思っていたんですけどね。。。
それでも6年近くは生きていたのかな…?


たかが一匹の陸の貝なれど、心の中にポツンと小さな穴が空いたような気がした朝でした。


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ベッコウマイマイの観察 その2

2014-01-01 | いきもの(かたつむり)
尾っぽの長い関東ベッコウマイマイ。

特徴は光沢のあるアメ色の殻と黒い身体、そして長い尾っぽの先の不思議な突起❗️



華奢な身体をくねらせて、這っていますね👀



そんな尾っぽの先をよく見ると、、



白い液体が出てきましたっ❗️



これは一体、、



なんだろう🤔

かたつむりの排泄口は殻口にあるため、もしかすると相手から逃げる際に尾っぽから毒性の液体を出していたりするのでしょうか❓❓


とにかくこのベッコウマイマイは、めちゃくちゃ興味深いいきものなのは間違いない‼️のです。
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土管とかたつむり(その3)

2014-01-01 | いきもの(かたつむり)

おや👀
珍しくかたつむりが土管のうえに乗っていますよ。
いつもは、直に這うことはしないのに…。



ジーっと或る一点を見てますね…。
私にはなんにも見えないけれど、かたつむりには何かが見えるのかな。。。



おっ!コッチに気がついたかな?



ひとまず、ご機嫌ではあるようす。
なぜなら生殖口と…



頭瘤がほら?膨らんでいますよねっ!



でも、ヒトに見られるのはキライなマイペースさん。



そんなわけで下りていくのでした。。。🐌


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フクロウの朝ごはんは…

2014-01-01 | いきもの(その他のケモノ)
ご近所に住むフクロウのくまちゃんちのご主人が、元旦からご実家に泊まりでお出かけ中なのです。

そんなわけで、ご主人から出かけ際にくまちゃんへ朝ごはんを出すお仕事を頼まれまして、今朝はお留守中のくまちゃんちにお邪魔してきました。


「こんにちは~」




とお留守宅にお邪魔をすれば、、
「ホーホー」といつもの台所棚上の定位置でくまちゃんが私にお正月の挨拶をわざわざしてくれました。


そして、朝ごはんのメニューは、解凍したピヨピヨちゃんが2羽です💧
これをさばいて腸を取り出したあと、お薬を数滴垂らします。

そしてつくったくまちゃんの朝ごはんを定位置の棚上に1羽ずつ時差をおいてだしました。

さて、くまちゃんは食べてくれるかな😅




朝ごはんを食べはじめるくまちゃん。
ひとまずホッとしました😮‍💨



が、見ている私に気づくや否や、、


アンタあっちいけや~💢と、一発蹴りをもらっちゃいましたー💦
ヒトのペットてはいえ、立派な猛禽ですっ💦シャレになりません💦



オマエっ出ていけや~💢
ピヨピヨさえもらえばアンタに用はないわ~‼️
アタイはひとりで美味しくいただきたいのよ~‼️‼️


…とすごい剣幕で帰れコールをされた次第。。。




どうやら、この剣幕で風切羽が落ちたようです。
それを見せるとますます怒って抗議されました💧


…ちなみに「ホーホー」ね。

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雲取山登山捕遺

2014-01-01 | 山(その他)
つい先日と思いきや、あれからすでにひと月。。



『山は雲取、酒は双鴨』


これってまさにそのひと月前に雲取山から下山した麓の鴨沢バス停裏で偶然見つけた廃屋の看板なんですが、まるで映画の撮影セットのような佇まいですよね❗️


で、最初てっきり『双鶴』とばかり思っていたものの、よくよく見ればこれ、『双鴨』(そうかも)って書いてあります。
カモ、、という事は、鴨沢の鴨を取って名付けられた地元のお酒なんでしょうか。。

澤乃井なら知ってるけれど、はたして『双鴨』なんてお酒あったかな🤔

と、気になりまして、ちょっと調べてみると、このお酒について、或る地酒屋さんのご主人が書いたとっても興味深いブログを見つけちゃいました💡


どうやらその方も看板がきっかけのようでして、4回シリーズの貴重な話を一気に読ませていただくと、やはり、『双鴨』は昭和40年代に地元の酒造家が廃業してしまい、いまは幻となった日本酒だったのでした。

その酒造店は鴨沢の地で室町時代から続く大変立派なお屋敷だったらしく、かつてはあのバス停並びにあったそうです。

そこで、再度あの廃屋(どうやら食堂だったようですが)にハナシを戻せば、双鴨がつくられなくなったのが昭和40年後半だとすると、その頃からずっと掲げられているあの看板って、、

もしかして今ではかなり貴重『そうかも』‼️



…とつまらないダジャレとともに、ひとり納得したわけなのでした。

(もし、ワタシのように通りすがりにあの看板が気になった方がいらっしゃれば、是非ブログ記事をご一読下さい!双鴨、酒で探せばすぐ見つかりますよ~。ホント、面白いですっ)

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さよならベッコウマイマイ その2

2014-01-01 | いきもの(かたつむり)

いよいよ鬼籍のヒト…いや貝になってしまったベッコウマイマイ。。。


と、いうわけで約2ヶ月間この珍しいマイマイを観察してみた感想を、改めて書いてみたいと思います。


その1:とにかく最大の謎は尾っぽの突起だった❗️

…突起自体も角状に尖っていたり、小さくヘコんでいたりと変化するのも興味深かったが、何よりも起きた直後には先ず突起を舐めて(きれいに磨いて)いたことから、身体のなかでも最もデリケートで大切な部位であるのは間違いないようです。
以前、博物館の方が「なにかのセンサーかもしれない」と言っていたように確かに生存するうえでとても重要な役割があの黒いトンガリには潜んでいるに違いない。。






あわせて、突起から出てきた白い露状の液体はいったい何だったのか❓

状況としては、早足で動いている際によく見られたことから、腹足からの水分(もしくは体液)が最後部の突起に集まって排出されているのかもしれません。
というのも、突起には溝状のスジが垂直にあるため、そこを水分が通っているように見えたから。
ま、推測でしかありませんが、、。


その2:飼育するうえで、エサが最後までなんだかわからなかった❗️

…これが一番の反省点なのですが、いろんなエサを与えても、少し口にはするもののすぐに止めてしまっていたこと。
それでも糞は出ていて、だいたい黒かったことから、樹木もしくは朽木や腐葉土を食べてはいたと思われます。
たしかに山育ちの貝ならば、当然かもしれませんが。。


その3:よく言われるような、ベッコウの長い尾っぽは自在に動く…といった姿はいちども見られなかった❗️

…もちろん尾っぽを上げた威嚇行動なども皆無で、山育ちのマイマイらしく、無駄には動き回らず、ビビり気味で、驚くとすぐ逃げてしまう、、そんなタイプでしたが、逃げ足だけは他の小型のマイマイに比べてかなり俊足だったのが印象的でした。

殻は他の貝に比べてかなり薄く(指で持ち上げようとすると潰してしまいそうなほど)防御には役立ちそうにないため、広い山で逃げ足だけは俊敏になったのかもしれませんね。


そして、最後まで謎だったのは、このマイマイが完全に殻に籠って寝るのを見ることはありませんでした。


このように仮眠程度に軽く寝ることはあっても、常に尾っぽの部分は先を丸めて表に出したまま。。
全体的には先がフック状のかたちで寝ているのをよく見かけました。

もしかすると、ベッコウマイマイは他のマイマイよりも身体に比べて殻の割合が小さいことから、殻に籠ることはできないのかもしれません。

では、かたつむりの最大の弱点、「乾燥」はどうやって防ぐか? …というと、ベッコウは山岳地のなかでも湿った広葉樹か混合林、湧水地の岩場などのような場所を好むため、まわりの環境に依存して、その弱点を防いでいるとも考えられます。

また、ベッコウの殻の表面も他のマイマイと比べてかなり滑り気が強く、これも乾燥を防いでいるのかもしれませんね❗️

では夏場は仮に過ごせても、厳冬期の山ではいったいどんな風に過ごすのでしょうか、、❓

という疑問が湧いた最中、悲しくも逝ってしまったわけなのでした。。
残念です。



「ベッコウマイマイの観察」はじめからは、ここから

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