天下太平のやせ我慢日記

近くの孫達
男の子は中二で受験戦争を控えその下は修学旅行で胸躍らせ、一番下は苦労しましたが3年生、ピアノを習い始めた

今も残る23号の爪痕、

2007年11月05日 | Weblog
 大内峠に上った、そこで見た光景はあの23号台風が残したすさまじい地獄を思い出すものだった。



 23号の後国道から見た山々に数千本いやもっと多いだろう。枝葉や樹皮を剥ぎとられて真っ白になった木々のまるで卒塔婆が乱立しているかのような光景だったが、最近周りの木々が育ったせいか、余り目立たなくなった。



 だが昨日の午後愛犬の散歩兼ねて大内峠を歩く、路肩には多くの落ち葉がつもり、サクサクと踏みしめながら歩いた。



 しかし周りを見ると大の大人が2抱えもありそうな大木が2つに折れ、また真っ二つに引き裂かれた真っ白な骨のような大きな木が数知れなく立っている。

 

 あの23号の同日の同時刻にこの有様を目撃した者はないだろが、みたらそれこそ身も心も凍りつき恐怖に震え上がったろう。



 目の前で大木が裂け、または折れ、すさまじい雷鳴と雨 、地獄のような光景が繰り返されたことだろう。私などはきっと発狂寸前まで追い込まれたかもしれない。



 しかしこうした光景は悠久たる太古の昔より繰り返され、また永遠に繰り返されることだろう。



人間の行いがいかにちっぽけなことと思い知らされたようだ。