管理人です。
M記者さんの非常に考えさせられる記事の後にこんな話題なのが恐縮なのですが、ふと見かけて思わずうなってしまったお話なのでご紹介します。
今月号の科学雑誌
"Natuer"誌の別冊である
"Gymong"誌に、いわゆるGスポットの位置を推定する方程式が発見されたというレポートが掲載されていました。
寄稿者は、Gスポットの発見者であるE・グレフェンベルグ博士の孫に当たる、D・グレフェンベルグ名誉教授です。
Gスポットは、様々なメディアで、だいたいこのあたりにある、という情報は一般に出回っているのですが、その正確な位置までは分からない・・・という諸兄が大勢だと思います。
確かにGスポットの位置には大きく個人差があります。なぜ人によりGスポットの位置が違うのか、その謎を解き明かしたのが今回紹介するレポートです。
謎を解き明かす鍵は『クリトリス』にあった! というのがこのレポートの主旨です。
レポートの図は転載できないので、簡単な図を別途描いて説明したいとおもいます。
上の図は、女性の下腹部を縦に断面したものです(Wikimediaより引用)。ここで、膣口からクリトリスまでの距離をLx、膣口からGスポットまでの距離をLy、クリトリスの肥大係数をCxとします。
肥大係数の詳細は後述します。とりあえず、そのようなパラメータがあることだけ今は覚えておいてください。
さて、Gスポットの標準の位置は、フネレル回折という現象を発生学的に応用することで求まるそうです(訳がよくわかりませんでしたが、おそらく正しいと思います)。Lxにフネレル積分を適用して、クリトリス肥大係数を2πで対数をとった積分を乗ずることにより以下の式が求まります。
この式のままだと、全く何のことか分からないので、スターリンの近似式を用いて簡単な近似式を求めます。それがこれです。
LyがLxのナントカ倍という表現まで簡単にすることができました。
ここで、ナントカ倍がどのような値をとりうるか、ということなのですが、ここはクリトリス肥大係数のとりうる値を考えることで解決できます。
クリトリス肥大係数は、興奮時に平素よりどのくらい大きくなるかを数値化したもので(見た目がそのまま数値になるわけではないようです)、もちろん個人差があります。ここの個人差の取りうる値範囲を適用して、近似したものが次の式です。
要するに、「クリトリスから膣口までの距離」の1.2倍から1.8倍くらいの長さがGスポットまでの距離である、ということのようですね。
ただ、1.2倍から1.8倍というのもかなり大きな範囲です。これは、クリトリス肥大係数が大きいほどGスポットまでの距離は短くなる、とのことです。クリトリスが興奮時に大きめになる人にはやや手前側を、それほど大きくならない人に対してはやや奥側が攻めるべき位置となるようですね。
なぜクリトリスが大きい人ほど手前側にGスポットがあるかという理由なのですが、クリトリスは動物でたとえると馬のような形をしていて、大部分は体の中に埋没しています。馬でいうところの頭の先の部分がちょこんと体表から顔を出していて、その部分が普段我々が拝んでいるクリトリスの部分です。
興奮してクリトリスが大きくなるのは、この馬の形をしたクリトリス全体が前方に張り出してくるからなのです。クリトリスの移動につられて、Gスポットも前方に移動してきます。クリトリスが前方に動く度合いが大きい=クリトリスが大きくなる人ほど、Gスポットも手前側に動いてくるわけである、と解説が書かれていました。
また、蛇足として、いわゆる潮吹きのスポットはGスポットより若干奥にあるそうです。Gスポット=潮吹きではなかったんですね。これもまた一つ勉強になります。
このGスポットについての発見は、男女の性のカテゴリーでは間違いなく今世紀最大の発見だと思います。今世紀はまだ90年ありますけど。この発見により、よりセックスが楽しくなり、少子化対策にもなるのではないでしょうか?!