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お山にお宮がたちました

ニューヨークタイムズ行くべき52ケ所 第7位

高松に住んでいる熊さんに電話して、泊めてとお願いしたら快諾してくれた。本当に優しくて有難い友達だ。高松空港から熊さんの家に向かった。突然の来客にもかかわらず快く迎えてくれた。姉が会うのは久しぶりだったので、夜遅くまでお話しがはずんだ。姉の子供は熊さんと会うのが初めてだったので、熊さんのことをかっこいいと言って、憧れの存在になったみたい。

翌日は朝から小雨が降っていた。紫雲出山には徒歩で90分かかると書いてあり、どうする?と聞くと、これくらいの雨なら行ってみようということになった。結局、あの絶景をみたくて、皆んなで紫雲出山に向かった。

駐車場に車を停めて、登山口に向かうと、少し歩いたところで感じの良い神社があった。境内には金刀比羅社があったり、浦島太郎の像があったりしたのでお詣りさせて頂いた。徒歩で来たからこそ、神社詣りもでき、玉手箱を持つ浦島太郎像をみえて良かったと思った。優しいお顔の浦島太郎像だった。





姉の子供はサッカーをやっていて、身体を鍛えているから、ピョンピョン山道を駆け上って行った。私たちはというと、とにかくキツイなぁという感じだった。私は車で上がる楽を知ってるから、しまったと思いながらヨイショヨイショと山道を登った。姉の子供に遅れること15分、何とか追いついて、皆んなで紫雲出山の山頂に辿り着いた。

そこは一週間前にみた景色とは全く違っていて、絶景中の絶景だった。ニューヨークタイムズ電子版でも紹介されたという。絶景を紹介する本にも掲載されていて、歩いてでも来て本当に良かったと思った。姉は飛行機に乗り遅れてブルーだったけど、ピンクに変わったと大喜びしていた。私も、とんだオプショナルツアーを手に入れたねと返して、皆んなで大笑いした。

車で来た人は入れ替えがあるから、1時間くらいしか山頂に居られないけど、徒歩で来た人は何時間でも山頂に居ていい。車の入れ替え毎に人が居なくなり、その度に絶景を私たちだけで満喫できた。





日本って本当に良いところだと思う。国がこじんまりとしており移動が楽で、山があり、海があり、川が流れ、四季があって、木々が芽吹き、花が咲く。本当に美しい。時間を気にすることなく、ゆっくり紫雲出山を満喫できて、徒歩で上がって最高の一日になった。



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