以前、偶然みつけた動画で、静岡県にある大瀬崎のことを知り、いつか行ってみたいと思っていました。
今回、関東に来る機会があり、たまたま一日だけ予定が無かったので、どこに行こうかと考えていて、以前見たこの写真を思い出しました。
そして、Googleマップで探し、神社の名前を見つけ、ナビに入れるとおよそ3時間半くらいで到着するとあり、これなら行けると姉を誘いました。
方向音痴の私は、100%ナビ頼りなのですが、それでも高速の乗り場を間違えたり、渋滞に巻き込まれたりして、もう少し早く出ないとダメだねと話しながら、到着に5時間もかかってしまいました。
大瀬崎は、巨大な龍脈が富士山に向かって海を渡る形になっていて、先端からは美しい富士山が目にできます。
このような地形は「蒼龍過海」と呼ばれる珍しい場所で、龍神信仰の聖地とされ神池は龍穴であるといわれているようです。
出発したのがゆっくりだったので、到着したのは14時でした。事故無く辿り着けて良かったです。
山の中の駐車場に車を停め、海に向かって降りていきました。
こちらの海水浴場は、ダイビング練習のスポットのようで、この日は海水浴を楽しむ方が多数おりました。
海に入らない私たちの目標は、大瀬神社。
御祭神は引手力命です。
御由緒はこちら。
創建時期は不明であるが、一説には白鳳13年(684年)に発生した大地震に伴って海底が突然三百丈余も隆起して「琵琶島(びわじま)」と呼ばれる島が出現したため、同時期の地震で多くの土地が海没した土佐国から神が土地を引いてきたのだ、と考えた人々がここに引手力命を祀ったのが最初、とも言われる。「琵琶島」はやがて砂洲の形成により陸繋島となり大瀬崎となった。
土佐国から引手力命が白鳳地震(南海トラフ地震)で沈んだ土佐の土地を引っ張って来て、こちらにくっつけたなんて感動です。
手水舎でハクビシンに遭遇。
こんなの見つけました。
ハクビシンは、昔から神の使いといわれ、なかなか見ることが出来る動物ではなく、ハクビシンを見ると縁起がよいと言われている。 神社には神使と呼ばれる動物がいる。
「神のつかわしめ」と呼ばれ、神の眷属、御先神とも考えられ、神に先駆けて出現し、あるいは神の意志を知る兆しとされる。
ありがとうございます。
先ず、引手力命神社のお詣りです。
国引き神話は、出雲の創造神、八束水臣津野命が国を縫いつけて大きくした神話が有名ですよね。
御祭神である引手力命のご眷属は天狗のようです。
まるでジブリの世界ですね。
参拝者も少なく、静かにお詣りができます。
お詣りを終え、伊豆七不思議の神池に向かいます。
池や本殿を守るように群生しているのは、ビャクシンという樹々で、その数は約120本ほどあるようです。
こちらの神池は、国の天然記念物であるビャクシンの樹林に囲まれており、海から最も近いところでは距離が20メートルほどしか離れていません。
しかも、標高も1メートルほどしかなく、海が荒れた日には海水が吹き込むにもかかわらず淡水池であり、コイやフナ、ナマズなどの淡水魚が多数生息しているといわれています。
駿河湾を挟んで北方およそ50キロメートルの富士山から伏流水が湧き出ているという説もある一方、海水面の上下に従って水面の高さが変わるとも言われており、何故こちらが淡水池であるかは明らかにされていないようです。
また、神池は神域であり、古くから池を調べたり、魚や動植物を獲ったりする者には祟りがあるとされてきたようです。
白鷺を発見しました。
実際に池の水が層状に分かれていた場合などに機材や人などが池に入ると取り返しのつかない環境破壊となる恐れが強いことや、透明度が低く池の底の観察が難しいと考えられることなどから、今もって詳しい調査はなされておらず、水深すら不明との事です。
この日ははっきり見えなかったのですが、神池すぐそばの灯台からは、天気によって富士山が裾野まで見渡せるようです。
こちらのビャクシン樹林の一本一本に神が宿っており、中には樹齢1300年を超える御神木もあります。
こちらの御神木の力強さには感動しました。
どの御神木も龍が巻きついているかの如く感じました。
神池は淡水。
海水と淡水が不思議ですがそれぞれの領域を守っています。
お詣りを終え、来て良かったねと話しました。
歩いてもそれほどの距離はなく、この島に神秘が溢れていて、素晴らしいと思いました。
帰り、白鷺さんのお見送りがありました。
神池でお会いした白鷺さんかなぁ。。。
素敵な一日に感謝🩷