はじめて、お山の神様のことを知って、泣きそうな気持ちで謝りに行ってからもう5年くらいになります。
誠の心で神様に謝りなさいといわれ、誠とは如何なる心かと自分なりに追い求めて謝りに行ったのが2019年11月。
あれから多くの人の力を借りて、やっとここまできて、神社復興をやり切った感があります。
そして、しみじみと、感謝の念が湧き上がり、こうして復興にかかわらせていただいたことは、とても有難い事だったんだと心から思いました。
高知市内で育ち、草刈り一つしたことのない人間が、大きな山に向き合い、自然に向き合い、神様とは如何なる存在であるかを教えていただいている気がしています。
神様は自然そのものであり、ありとあらゆる生命に、多くの恵を日々与え続けてくれている存在だということに気付かせていただきました。
神様に何も望むことはせず、ただただこうして命をいただいて、生かされている事が有難い事なんだと、そんなことを思います。
この5年の間に、父が亡くなり、母が病になり、色んなことがありました。
何があっても、これからの人生、ありのままを、なすがままに淡々と受け入れていかなければいけないと思っています。
日々の生活で、私の心には、いつもその中心に神様がいてくれ、心の支えになってくれています。
そして、この日、鳥居が建ち、最後の最後に、二柱の神様に大変失礼なことをしていると教えてくださった耳の神様(龍神様と教えていただきました)の石の祠を、金毘羅様の横に据えることが出来ました。
奥ゆかしい耳の神様は、ずっと金毘羅様と恵比寿様に人間がしてしまった不敬に対して、長い間心を痛め、何とか私達人間にその事を伝えねばと思っていてくださったのです。
そのお優しい耳の神様を、金毘羅様の横で、これからお祀りさせていただくことにします。
鳥居が建ち、二柱の神様の復興が全てが終わってからと言わんばかりの最後の最後に、石の祠がたちました。
歩くことが難しくなった母も、これなら体調の良い日にお詣りできます。
母はずっと耳の神様をここに祀らねばと気にかけていました。
勿論、元々あった耳の神様のところもお詣りします。。
耳の神様、教えてくださり、導いてくださりありがとうございました。
鳥居建立の動画をつくりました。是非ご覧ください。