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お山にお宮がたちました

お山の神様と神社仏閣めぐり

四国遍路 逆打ち 十三日目

2024-07-31 05:03:00 | 四国八十八箇所 別格二十箇所
お遍路13日目は45番札所岩屋寺です。 
奥の院に行きたかったので、時間がかかると思い、後回しにし、一つだけ残してしまった札所です。

その後、雨が降ったりして、更に訪れるのが遅くなり、先週末やっとお詣りする事が出来ました。


朝の9時前に出発。
高知市から岩屋寺まで車で2時間。
天気は良く、気温は30℃超え☀️



緑があるからか、市内よりは過ごしやすい気温です。
岩屋寺は、前回お遍路で訪れた時もスケールの凄さに感動しました。



まず、納経所に寄り、奥之院にある扉の鍵🗝️をお借りします。
それと、不動明王の御眷属の三十六童子のお札を500円にていただきます。


奥の院に行く前に、本堂と大師堂にお詣りです。


そして、奥の院へ。
この山門をくぐると別世界に迷い込んだかのような感じです。


とにかく空気が美しいのです。


三十六童子(さんじゅうろくどうじ)は、不動明王を手助けする眷属で、その名を唱えれば悪霊は退散し、崇拝する者を守護し、長寿をもたらすとされています。

お札には童子のお名前が記されてあり、順番に手を合わせます。

不動明王と童子 についてはこちらのブログに詳しく記されていました。



お札の色と、お名前と、合ってるか確認してお詣りします。



道は、お札の順番に行くと迷わないようになっています。


そして、三十六童子のお詣りを終えると不動明王様の前に行き着きます。



兎に角、空気が澄みきっていて美しいのです。
真空の中にいる気分。
こんな美しい空間、ここ最近見たことないと思いました。



お不動様のお詣りを終え、こちらの扉を開けて、せりわり白山行場に向かいます。




開きました。
お不動様の許可を得たのかな。。。
行って来ます。




この細い間を鎖⛓️を使いよじ登ります。
そして、第一関門を超えて到着したら、また鎖⛓️でよじ登ります。






結構急で、きついです。
まさに修行。

そして到着したら次は梯子。
この梯子は新しくなったようで、急ですが登りやすかったです。


高所恐怖症の夫も怖いと言いながら、上がって来ました。
頑張りました🩷


そして、岩屋寺の岩の頂上に到着です。
感動🥹

こちらから、石鎚山が眺められます。


ずっと来たかった岩屋寺奥の院。
想像していた以上にきつかったけど、本当に素晴らしいところでした。


気をつけて降りようねと声をかけながら降りて来たら、良く頑張ったねと迎えてくれたような空気感でした🌲🫧✨🌈🌲



想像以上に凄かったねと夫と話しました。
気がつくと、奥の院で2時間くらい時間が過ぎていました。



不動明王様と三十六童子。
ありがとうございました。



午前11時に到着し、午後3時過ぎまで岩屋寺にいたので、岩屋寺だけで4時間くらい過ごしました。
こんなに凄い、不動明王様の聖地が四国にあるなんて、素晴らしすぎると感動しました。

岩屋寺、三十六童子のお詣りと、せりわり行場を動画にしましたので、宜しければご覧くださいね。
後半がとても美しいと思います。




帰りは、少し寄り道をして、祖母のふるさと旧池川町にある池川茶園に寄って、まったりしました。



私のルーツは、THE田舎です。
だからなのか、大自然が大好きです🌲🫧✨




阿遅鉏高日子根神と事代主神

2024-07-26 06:35:00 | 神社仏閣詣り
奈良の高鴨神社。
一年ほど前、奈良を訪れた際、予定してなかったのですが、急に思いついて姉と訪れ、とても感動した神社です。
奈良県、葛城山にあります。

御祭神
阿治須岐高日子根命(あじすきたかひこねのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)

大国主の御子神といわれています。
葛城山付近は、鴨氏発祥の地とされており、鴨氏が祀った神様です。


太陽神であり、太古の神々。
高鴨神社のすぐ近くには、 一言主神社もあり、そちらもお詣りさせて頂きました。


その神様を、土佐に島流ししたお話が残されています。
土佐に流刑に処され、祭神となった一言主の神話と賀茂氏の呪術|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム

土佐に流刑に処され、祭神となった一言主の神話と賀茂氏の呪術|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム

神・一言主はなぜ朝廷から畏れられ、土佐へ流されたのか? 古代の呪術合戦の背後にある畏怖の痕跡を追う。

webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム

 
天皇家と神様(神様を守っていた一族)が争って、その一族が島流しされた地が土佐国。

高知県 鳴無神社。
こちら、海に面したところに鳥居があります。
海から渡って、こちらに流れ着いたといわれています。
そして、この日は鷹が、お出迎えしてくれました🙇‍♀️


島流しなんてとんでもないことを人間はしたものだと思います😭


でも、高知においでてくださってありがとうございました🙇‍♀️
お陰様で、このようにご縁をいただくことが出来、有難く思います。

お迎えしてくださった鷹がやって来ました🩷


島流しされた当時は、交通の便が悪くて、命懸けで海を渡り、御神体をお守りして、加茂一族がこちらから土佐国にたどり着いたのでしょうね。

高知県須崎市にある鳴無神社の御祭神は高鴨神社の御祭神と同じで

阿治須岐高日子根命
一言主命(事代主命 恵比寿さまのこと。)

高知県には香美市という地名があったり、鴨さんというお名前の方がいたりします。
知人にも鴨さんおります。
かみ、かも、など名前や地名で神様との縁がわかりますね。



こちらの鳴無神社ですが、縁結びで有名で、今の天皇陛下が、雅子さまとご結婚する前に、佳き方と巡り合うようにと祈りを込め、お付きの方がこっそり鳴無神社にお詣りされ、その後、雅子さまとのご結婚が決まったとのお話があります。

そんなこともあり、全国からお詣りされる方が来られているようです。
この日も県外の方の車がとまってましたし、若い女性が数人でお詣りされていました。


とても美しい神社です。


そして、高知県 土佐神社。
高知県の一の宮です。
お遍路の流れで鳴無神社と土佐神社もお詣りしました。


鳴無神社から、この礫石を飛ばして落ちたところに神様を祀るようにといわれ、その石が落ちたところが、こちらの土佐神社です。

御祭神は高鴨神社、鳴無神社と同じで
阿治須岐高日子根命
一言主命
です。



高知県は良いところです。
神様が気に入って和魂をとどめてくださったのが土佐国。
きっと、こうして凄い神様が守ってくださっているから、県民性もおおらかで、みんな家族やき。。みたいな感じの人が多いのですね。

高知に鎮座してくださって、ありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。




四国遍路 逆打ち 十二日目

2024-07-25 07:21:00 | 四国八十八箇所 別格二十箇所
この日は午後から、お遍路することにしました。家からすぐのところなので、気負いすることなく動けます。

31番 竹林寺
土佐神社
30番 善楽寺
29番 国分寺

31番竹林寺
こちらは保育園、小学校低学年の遠足で、牧野植物園とセットでよく訪れました。


素戔嗚尊が祀られている神社があり、狛犬さんに私達の笠をかぶせてみました。
可愛い🩷




そして、30番善楽寺の隣にある土佐神社へお詣りです。


土佐神社は土佐国一の宮。
大国主様の御子神の
アジスキタカヒコネと一言主が祀られています。

土佐に流されて、土佐が気に入って、和魂をこちらに残したといわれています。
高知県民としては、高知が気に入って残ってくださって嬉しいです。

土佐神社隣の30番札所の善楽寺。


こちらの住職さんは女性で、珍しいと話題になったようです。
色々な仕事を性別に関係なくやるようになると社会は面白くなるかもしれませんね。
男性ばかりの管理職、国を動かす政治家もほぼ男性。
神様は男女をつくっているのですから、偏らないことが大切です。
性別を問わず、好きを仕事にできたら、人生はきっと楽しくなりますよね。



そして、この日最後は国分寺。
まわれる時間が2時間くらいしかなかったので、この三札所になりました。


国分寺のすぐ近くは田んぼが広がっていて、稲穂🌾が美しくこうべを垂れていました。


参道に咲いていた桔梗が美しいです。




帰りに田んぼから、真っ白の白鷺が飛翔しました。


こういう景色に癒されます。
自然が好きです。
ありがとうございました。




四国遍路 逆打ち 十一日目

2024-07-24 07:29:00 | 四国八十八箇所 別格二十箇所
お遍路11日目にして高知スタートです。地元だと気軽に行けるのが良いですね。

36番 青龍寺
青龍寺 奥の院
鳴無神社
別格5番 大善寺
35番 清滝寺
34番 種間寺
33番 雪蹊寺
32番 禅師峰寺

高知市の札所は、我が家からも比較的近いところにあります。


先ず、車で30分くらいで青龍寺に到着です。
階段を上がってお詣りです。


不動明王様が祀られています。

次に青龍寺奥の院に向かいました。
36番札所から車で15分くらいのところにあります。ヴィラサントリーニに向かって行けばわかります。
奥の院の看板もあります。

入り口の鳥居が新しくなっていました。


途中から空気が変わります。

この鳥居をくぐると、靴を脱いでくださいとあり、最後は靴を脱いで裸足でお詣りしました。




ここは、素晴らしい聖地です。
元々、奥の院や奥宮と呼ばれるところが人も少なくて、静かで好きです。



次に向かった札所は高知県須崎市にある別格です。
その須崎市へは海を眺めながら行くのですが、途中に鳴無神社があり、そちらに先ず訪れることにしました。
鷹がお出迎えをしてくれました。


鳴無神社です。


こちらは土佐神社と、とても縁の深い神社です。


鳴無神社のお詣りを終え、須崎市にある別格5番札所の大善寺に向かいました。


こちらの大善寺には、空海さんが岬の岩に立って祈願したとされる二つ石があります。


二つ岩です。


住職さんの信念で掘ってみつけた二つ岩。
ここの辺に岩があるはずだと、寺の前の土地を買い掘り、出てきた巨岩。
以前、新聞で取り上げられたみたいですね。
住職さん良かったですね。感無量ですよね🥹

時を超え、空海さんがいらっしゃった時代にタイムスリップして、こちらで祈願されている空海さんを想像します。


大善寺の看板には、言い伝えとして岩があるはずだが現在はみつかってないと書かれています。


上に上がると、3本焼香について書かれていました。

戒香 
定香
解脱香
仏様は三つの徳を召しあがり永遠に生きているのです。。とあります🙏


こちらの寺を出るときに、今度は、鷹が低空飛行で目の前を飛んで、お見送りしてくれました。
鳴無神社の鷹かなぁ。。
こんな事が続くと驚きますよね。
きっと見守ってくださってるんだと勝手に思い込み、有難いなぁと思っています。


次は、道が狭くて車遍路泣かせといわれている35番札所の清滝寺です。
一台の車がギリギリ通れる道を10分ほど上がって行くのですが、とにかく狭いのです。
だから、高級車や大型車では行かない方が良いと思います。
高級車でなくて良かったです😆

この日は神戸から来た観光バスと、駐車場で、しばしばご一緒したのですが、こちらの清滝寺では小さな送迎バスが、3台立て続けに上がって来たので、おそらく🤔3台に皆さんが乗り分けて、来られたのだと思います。
大型バスは絶対無理なところですから。

隣には金毘羅さんがありましたので、こちらもお詣りさせて頂きました。


34番 種間寺です。
整然としており、掃除の行き届いた美しいお寺です。




33番 雪蹊寺です。


雪蹊寺の隣には、秦神社があります。
本殿裏には長宗我部元親のお墓があり、そちらにもお詣りさせて頂きました。

秦氏は渡来人であり、日本に多くの恵をもたらした氏族といわれています。
長宗我部氏のルーツは一説には、蘇我氏一門の子孫説や秦の始皇帝説が言われており、元々、泰氏を名乗っており、平安期から鎌倉期に掛けて土佐に移り、長岡郡宗部郷(宗我部郷)に定住し、宗我部氏を名乗ったといわれています。


32番 禅師峰寺
到着と同時に大きな十一面観音が迎えてくれます。


背後から。


十一面観音様の後ろのお顔は笑っているよと、姉に教えて貰いました。
ニコ☺️🩷本当だ🥹






こちら、山の上にあるのですが、ゴツゴツとした岩があります。


お不動様にご挨拶です。


境内からは浦戸大橋が見渡せます。


この日は禅師峰寺で終わりです。
市内は気楽にまわれるので、本当に有難いです。。




四国遍路 逆打ち 十日目

2024-07-23 06:00:00 | 四国八十八箇所 別格二十箇所
この日4番目に周る予定の、観自在寺を越えた場所にあるホテルに宿泊することになった私たちは、宇和島近辺まで1時間以上、逆に戻って、お遍路を始めることになりました。



この日は
42番 佛木寺
41番 龍光寺
別格6番 龍光院
40番 観自在寺
39番 延光寺
38番 金剛福寺
37番 岩本寺
を周りました。

どうしても高知県の岩本寺まで行きたい。
そのために、タイムスケジュールなるものを今回のお遍路で初めて作りました。
7時朝食、7時半出発。

8時半に42番佛木寺に到着です。
こちらヘ来ると、七福神さんがいらっしゃったなぁと思い出します。


お詣りを終え、裏の神社へ。
ひっそりと祀られているのですが、気の良いところです。


41番 龍光寺

こちらは本堂、太師堂の上の小高いところに稲荷神社があります。
この高いところから街を見守るかの如く、神様が鎮座されています。


別格6番龍光院
宇和島城が見渡せる美しいお寺です。
納経所のまだお若い女性の方と、少し話したのですが、感じの良いとても素敵な方でした。




帰りの階段で、こんな詩をみつけました。
蜂と神様。 


偉大な世界🌍を包み込む神様は、極小の蜂🐝の中にもいる。
みんなの中にも私の中にも神様がいる。

40番観自在寺。
朝、横目でみながら通り過ぎた観自在寺に、お昼前にやっと帰って来ました。
遠かった。。。😅



こちら、南予七福神一番札所です。
こちらの納経所で、どうしても欲しくなった七福神の額がありました。


七福神が好き過ぎて❤️、大きな額を買ってしまいました。
飾る場所も考えず。。
家は狭いのに。。😅💦

このお札は、7札所周って一枚ずつ集めないといけないのですが、逆打ちなので、昨日と、この日のお詣りで、既に他の札所は終わってしまっていました。
観自在寺でいただけたお札は弁財天様のみ。
瀬織津姫様です。

現在、お遍路をまわっている、仲の良いご夫婦がいて、只今、私たちを追いかける感じにまわっているので、六神様を頼むことにし、優しいご夫婦は快諾してくれました。

もうすぐ、大好きな七福神様が我が家にやって来ます❤️

こうして、観自在寺を終え、やっと高知県に帰って来ました。
とはいえ、延光寺のある高知県宿毛市は高知市からもかなり離れています。

39番延光寺は赤亀で有名です。


以前、先達さんに声をかけられて
1番 霊山寺
88番 大窪寺
39番 延光寺(亀)
20番 鶴林寺(鶴)
のスタンプを白装束に押して貰うと、それを見てわかる人にはわかるからと良いよと教えていただきました。

こちらの納経所にて、亀スタンプを背中にいただきました。
1番で買った装束には、既に1番のスタンプは背中に押されてます。あとふたつです。


38番金剛福寺
土佐清水市も高知市内からは、かなり遠いです。


こちらには、広々とした池があり、とても美しいです。
観光客が増えて、車がいっぱいで、予定外に遠くに車を停めないといけなくて、走ってお寺に行きました。
この日はタイムスケジュールがあり、ゆっくりして歩いていると間に合わなくなりますから走りました🏃‍♀️


そして、何とか四万十町にある岩本寺に間に合いました。
37番 岩本寺に4時半に到着です。
スケジュールをたてていて良かったです。


焦らす、急がす、全ての札所で、きちんと心を込めて、お経を唱えさせて頂きました。


岩本寺は天井画が素晴らしいです。


全てのお詣りを終えると、ザーッと大雨が降りはじめました。
まるで、この時間まで天が我慢してくださっていたかのようで、ありがとうございます。

岩本寺で夫から手拭いのプレゼント。
和。


四季ともに撒いて良いのは善の種。
善の種を、これからも撒いて、善の繋がりを広げていきたいものです🌸