おおたかの森と流山カナル物語

流山に住む主婦&薬剤師lalaの気紛れな日記
実は「福の神」らしいので、ゆったりまったり、周りを幸せにしていきます

風邪?喘息? いえいえ、それはPM2.5の影響ですよ

2015-11-10 13:21:39 | 震災・放射線関係・環境

去年に引き続き、今年も中国の大気汚染がひどいようで、
その影響が日本まで及んでいる感じがします

中国東北部で「最悪」汚染 集中暖房で深刻化

ご近所さんに電話したら、ものすごい風邪声で
「なかなか風邪が治らなくて、こんな声でごめんなさい」と言うので思わず
「それって、風邪じゃなくてPM2.5の影響じゃない?
空気清浄機をつけるといいわよ」と言いました

実は私が勤務する薬屋さんでも、今月に入ってから
「喉が何日も痛い」「咳が止まらない」「鼻水が止まらない」
と言って相談に来るお客さんがものすごく増えているんですよね

昨日も「風邪薬を買って飲んだけど治らなくて」
と長引く咳の相談に来たお客さんがいたので
「中国から来ているM2.5の影響かもしれません」と話しました
そうしたら、外に出るとひどくなる、と思い当たることがあったようで
抗アレルギー薬を薦めて、空気清浄機を使ったほうがいいと言ったら
「買ったままで使ってない空気清浄機があるので、それを使うわ」
と言って、慌てて帰っていきました

PM2.5の中でも、100nm以下のより小さいナノ粒子は粘膜からも体内に侵入し、
アレルギー(喘息、アトピーなど)を起こしますし、神経にも影響を及ぼします
ナノ粒子、発がん性などの危険性

もちろん、数10年後、COPDや肺がんにかかるリスクはタバコ並み
でもタバコと違って、24時間365日吸い続けるわけですから
そのリスクはタバコ以上でしょうね


ホント、原発事故後の放射性物質の除去にお金をかけるより
もっともっとPM2.5対策にお金をかけて欲しいよね

「放射性物質がくっついた砂や埃が舞い上がったら、
それを吸い込んでガンになる!」なんて、
原発事故の後、大騒ぎしていた人がたくさんいたけど

砂も埃も、鼻毛や気管の繊毛、粘膜にくっついて、体内に入らないよう
ちゃんと人間の身体は防御機能が働くので、何も心配は要らないんです

でもPM2.5のような超~小さな粒子は、鼻毛も繊毛もすり抜け
肺の奥の方まで入る込むから、こみ上げるような激しい咳を引き起こすし
小さすぎて粘膜からも吸収されるから、粘膜に張り付いたり
細胞内にも入り込んで活性酸素を発生させ
それによって発ガンリスクも上がっていくのだそうです

対策はお薬より空気清浄機。
外出は控え、どうしても出かける時は無駄とは思うけどマスクをしましょう

それでも咳が続くなら、アレグラやアレジオンの抗アレルギー薬や清肺湯を服用し
それでダメなら呼吸器科に行って、吸入剤をもらいましょう
長引く、痰が絡む咳に効く漢方薬 清肺湯


以前、自宅から車で30分以上かかるドラッグストアに勤務していたことがあって
仕事が終わった冬の夕方、自宅に向かう途中に夕焼けの富士山が良く見えて
仕事で疲れた身体だったけど、とっても癒されて
「日本に生まれてよかった」と思っていた私ですが

最近は夕方に富士山を見ようとしても、見えるのは富士山の上の方だけで
ほとんbんどが霞んでぼやっとしか見れなくなっていて
改めて、中国の大気汚染の影響が酷くなっていることと
日本も深刻な事態になっていることを感じます

ホント、何度も言うけど
μSvレベルの土壌の除染だの、5000ベクレル程度の放射線廃棄物の保管に
何千万円、何億円ものお金を使うなら
学校に空気清浄機を付けるとか、安いマスクを提供するとかにお金を使った方が
よっぽど日本国民の健康に貢献するんですからね
とプンプンの私です

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