おおたかの森と流山カナル物語

流山に住む主婦&薬剤師lalaの気紛れな日記
実は「福の神」らしいので、ゆったりまったり、周りを幸せにしていきます

ナノ粒子、発がん性などの危険性

2012-03-21 15:25:30 | 薬・治療・健康

ちょっと古い記事ですが、3月15日の朝日新聞社会面

化粧品や日用品に利用が広まっているナノ材料ですが
多くの抗生物質が効かない、多剤耐性菌増やす可能性がある
と、中国の研究チームが実験結果を発表したそうです

ナノ材料、多剤耐性菌増やす恐れ 中国研究チームが発表

なるほど、そんな害もあるんですね

実はこのナノ材料、ナノ粒子というのですが、これだけではなく
様々な害があるということで、今とっても大きな問題になっているんだそうです

それを教えてくださったのが理科大の小島周二先生
小島先生は放射線だけでなく、環境汚染など
人体に影響を及ぼす化学物質などの研究もなさっています

先日お会いした時、当然、
流山や柏の放射線問題についての話題になったのですが

「人体に影響がほとんど無いμSvレベルの低い線量や
一度に1kgも食べない食品の、kgあたりのベクレル数より
今はナノ粒子の方がよっぽど大変なんですよ」とおっしゃっていたのです


ナノ粒子とは、超~超~細かい粒子のこと
細かくて吸収がいいということで
洗剤、化粧品、その他色々な生活用品に使われています
また自動車の排気ガスにも含まれているので
大きな問題になっているんだそうです

ナノとは、マイクロ(μ)の1000分の1

1mの1000分の1が、m(ミリ)で、mm(ミリメートル)
ミリの1000分の1がμ(マイクロ)で、μm(マイクロメートル)
マイクロの1000分の1がn(ナノ)で、nm(ナノメートル)

つまり1nmとは、1mmの1000分の1、の1000分の1の大きさ
で、ナノ粒子とは粒径が100nm以下の大きさの粒子のことを言うそうです

細胞の大きさが1~100μmとか
DNAの二本のラセン構造の幅が2nmと言われているので
当然ですが、ナノ粒子は細胞の隙間を通り抜けることが出来るわけで
人間の皮膚や粘膜から簡単に入り込んでしまいます

そのため、生物の様々な部位に影響を及ぼしているそうなのです

ナノ粒子の摂取は健康に影響か、米研究 国際ニュース AFPBB News
ナノ微粒子:大人より乳幼児の肺に沈着 米ハーバード大実験
銀ナノ粒子は精子幹細胞の成長を止める

ナノ粒子の健康影響評価-発がん性評価の現状

その他、人間の神経にも影響を及ぼすようで
車の排気ガス中のナノ粒子によって
イライラしたり攻撃的になったりするとも言われ
交通量の多い沿道住民の調査研究なども行われているようです

ナノ粒子に関する研究は、まだ始まったばかり
これから色々な研究結果が出てくると思いますが
注目していかなければいけませんね

1万人に数名の発癌率が上がる「かもしれない」と言われる低線量放射線より
「確実に発癌率が上がる」とわかってきたナノ粒子の方が
どう考えたって、危険性大ですものね

ナノ材料、国が安全評価へ 吸引で健康被害の懸念

小島周二先生の講演内容(まとめ)

 

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