映画「ROOKIES」を観て、ついハマッテしまったのは
様々な場面で長男の高校時代がダブって見えてしまったから
長男は高校時代、野球部に入っていました
中学時代はテニス部で、中3の区大会で優勝する程、結構強かったのですが
次の都大会の試合の日、ペアの相手が
「せっかく手に入れたイチローの試合と重なったから」と
生のイチロー観たさに都大会を辞退したため
相手のやる気の無さに腹を立てた長男は、
それがキッカケでクラブをやめてしまい、その後たいして勉強もせず、
高校進学も危ぶまれるほど怠惰な生活を送り、親を心配させていました
それでもなんとか高校に上がることが出来たのですが
今度は「チームプレーをやりたい」と野球部に入ったのです
でも過去に野球の経験が無いため、当然万年補欠
それでも凹むことも無く、放課後練習、早朝練習、土日の試合も休まず参加し
片道1時間半の通学時間にもめげず、高校3年の夏まで頑張っていました
長男の学校は普通の進学校で野球部が特に強いわけでもなく
クラブ活動は6時完全下校
それでもお盆とお正月しか休みが無い高校球児生活で
みんな本気で甲子園目指して頑張っていました
そして高校3年の最後の夏。都大会予選初戦の駒沢球場
最後の試合に高3は補欠でも試合に出させてくれる、と聞いたので
母として初めて試合を見に行きました
息子の学校より格下と言われていた相手チームですが
味方ピッチャーの低めの球が全てボールにカウントされたこともあり
9回表0-4で相手チームのリード
そこでとうとう監督の先生は長男を含めた3人の補欠に
出場の機会を与えてくれました
トップを任されたのが長男
私は長男が高1の時、少年野球をやっていた友達から
「おまえ、あんな投げ方は野球じゃないよ」
と言われていたのを知っていたので
長男に野球の才能は無いと思っていましたから
申し訳ないけどほとんど期待をしていませんでした
ところが長男、なんと!ヒットを打って一塁に進んでしまったのです
ろくに試合に出たことの無い長男にとって
それは生まれて初めてのヒット!
一塁ベースの上で小躍りしながらガッツポーズをする長男に
『信じられな~い』と言葉を失った私
応援席の生徒も先生も親達も大騒ぎ!
更にびっくりしたのは次の補欠くん。長男に続きヒットを打ったのです
『これで二塁に進める』と誰もが思っていたら
何を思ったのか長男。二塁で止まらず三塁に向かって走り出したのです
「え゛~!何やってるのォ~!」と思ったら、その走塁がエラーを誘い
三塁に投げられたボールはそれて、長男は無事三塁に進めたのです
もうもう更に観客は大騒ぎ!
次の補欠くんはアウトになり、その次の打者へ
するとその子もヒットを打って、難なく長男は本塁に戻り
次のランナーも生還し、あっという間に2点を返すことが出来ました
もうもうもうもう、更に更に観客は大騒ぎ
でも結局次に続く打者が全て凡退で、最後は2-4で負けてしまい
残念ながら奇跡の逆転劇を見ることはできませんでした
試合終了後、高校時代最後の試合に負け
高3生みんなが初戦だけでも勝ちたかったと泣いていましたが
長男だけはニコニコ顔で、初ヒットを打てた喜びと、
一点を入れることが出来た嬉しさを隠しもせず
私に向かって笑顔をふりまいていて
母親として嬉しいやら申し訳ないやら…
そんな長男との最後の夏を、「ROOKIES」は思い出させてくれたのです
『願い続ければ、キセキは起こるよね』と心でつぶやきながら
長男の高校時代の景色を重ね合わせ、なんだか熱い思いが甦ってきて
胸がジーンとしてしまいました
だから「ROOKIES」、良かったです
様々な場面で長男の高校時代がダブって見えてしまったから
長男は高校時代、野球部に入っていました
中学時代はテニス部で、中3の区大会で優勝する程、結構強かったのですが
次の都大会の試合の日、ペアの相手が
「せっかく手に入れたイチローの試合と重なったから」と
生のイチロー観たさに都大会を辞退したため
相手のやる気の無さに腹を立てた長男は、
それがキッカケでクラブをやめてしまい、その後たいして勉強もせず、
高校進学も危ぶまれるほど怠惰な生活を送り、親を心配させていました
それでもなんとか高校に上がることが出来たのですが
今度は「チームプレーをやりたい」と野球部に入ったのです
でも過去に野球の経験が無いため、当然万年補欠
それでも凹むことも無く、放課後練習、早朝練習、土日の試合も休まず参加し
片道1時間半の通学時間にもめげず、高校3年の夏まで頑張っていました
長男の学校は普通の進学校で野球部が特に強いわけでもなく
クラブ活動は6時完全下校
それでもお盆とお正月しか休みが無い高校球児生活で
みんな本気で甲子園目指して頑張っていました
そして高校3年の最後の夏。都大会予選初戦の駒沢球場
最後の試合に高3は補欠でも試合に出させてくれる、と聞いたので
母として初めて試合を見に行きました
息子の学校より格下と言われていた相手チームですが
味方ピッチャーの低めの球が全てボールにカウントされたこともあり
9回表0-4で相手チームのリード
そこでとうとう監督の先生は長男を含めた3人の補欠に
出場の機会を与えてくれました
トップを任されたのが長男
私は長男が高1の時、少年野球をやっていた友達から
「おまえ、あんな投げ方は野球じゃないよ」
と言われていたのを知っていたので
長男に野球の才能は無いと思っていましたから
申し訳ないけどほとんど期待をしていませんでした
ところが長男、なんと!ヒットを打って一塁に進んでしまったのです
ろくに試合に出たことの無い長男にとって
それは生まれて初めてのヒット!
一塁ベースの上で小躍りしながらガッツポーズをする長男に
『信じられな~い』と言葉を失った私
応援席の生徒も先生も親達も大騒ぎ!
更にびっくりしたのは次の補欠くん。長男に続きヒットを打ったのです
『これで二塁に進める』と誰もが思っていたら
何を思ったのか長男。二塁で止まらず三塁に向かって走り出したのです
「え゛~!何やってるのォ~!」と思ったら、その走塁がエラーを誘い
三塁に投げられたボールはそれて、長男は無事三塁に進めたのです
もうもう更に観客は大騒ぎ!
次の補欠くんはアウトになり、その次の打者へ
するとその子もヒットを打って、難なく長男は本塁に戻り
次のランナーも生還し、あっという間に2点を返すことが出来ました
もうもうもうもう、更に更に観客は大騒ぎ
でも結局次に続く打者が全て凡退で、最後は2-4で負けてしまい
残念ながら奇跡の逆転劇を見ることはできませんでした
試合終了後、高校時代最後の試合に負け
高3生みんなが初戦だけでも勝ちたかったと泣いていましたが
長男だけはニコニコ顔で、初ヒットを打てた喜びと、
一点を入れることが出来た嬉しさを隠しもせず
私に向かって笑顔をふりまいていて
母親として嬉しいやら申し訳ないやら…
そんな長男との最後の夏を、「ROOKIES」は思い出させてくれたのです
『願い続ければ、キセキは起こるよね』と心でつぶやきながら
長男の高校時代の景色を重ね合わせ、なんだか熱い思いが甦ってきて
胸がジーンとしてしまいました
だから「ROOKIES」、良かったです