ツバメの巣

ようこそ！ツバメ


ツバメの巣と聞いて、中華・広東料理の最高級食材を連想する人は多いのだろうか？
わたしはもちろん軒下や扉を開放した民家の梁などに作られた泥作りの巣しか連想しない。
都市部の居住空間ではなかなか見かけることはないが、田舎に行くとまだまだ普通に見られる光景である。
家にツバメが巣を作ることは、かつては縁起がよいと言われ、人々に歓迎されていたように思うのだが、モダン住宅が増えてきた近年は、巣作りに適した空間が減り、また糞の問題もあって迷惑だという話を耳にする。
先日、ブラックベリーを育てているかたのご近所で、人と異常に接近するツバメがいたので、よく観察すると近くにツバメの巣を発見した。
ツバメは人を全く警戒することなく頭上を飛び交うのだ。
巣の中の様子は不明、巣作り中なのか育雛中なのか知ることができなったが二羽のツバメが足繁く巣に通っている。
ツバメたちは生きているかぎり毎年同じ巣に来ようとするのだとか、その巣を覚えているということは自然界、動物本能の不思議だ。
人の生活のエリアという安全地帯に入り込み、子育てする場所を確保するツバメたちも、その環境の変化に戸惑っているのかも知れない。

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